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【追記:痴漢レーダー】そろそろ誰かタックル野郎対策アプリとか作ってくれませんか【公共交通機関】

・ムナKUSOが悪い☆出来事

 新宿タックル男なるものが話題になってしばらく経つが、おそらく話題になっただけで解決はしてないんだろうなと思いつつ過ごす日々。男性→女性の話が多く寄せられているように個人的にはせいぜいモンスター高齢者に絡まれ得るくらいでタックルとかはあまりないものの、今日はめちゃくちゃ胸糞悪いものを目撃してしまった。
 というのも、某大きな駅でおじさんと女の子がぶつかったところを目にしたのだが、女の子はめっちゃ避けようとしてたのに、おじさんはまるで壁のように突き進んでいって、そのまま申し訳なさゼロで通りすぎて行ったのだ。見てるこっちがはぁ?となったし、なんかもう単純に世紀末すぎるだろ、と。土曜日にスーツを着て歩いているおじさんも忙しくて暴力的になっているのかもしれないが、もっと距離が近かったら見てるこっちが怒鳴ってやりたいくらいに胸糞の悪い光景だった。当然ながら初対面の人間に怒鳴ることを許容するような教育は受けてきてないので、実際には怒鳴りはしないだろうが。(なお、若干距離があった上に双方とも足早に立ち去ってしまったため、え?は?と思っているうちにいなくなってしまい、注意などはする機会がなかった。)
 女友達からの愚痴含め、聞いたことのあるような話ではあったが、本当に大変だなと痛感した次第である。知らない人にぶつかっていっちゃいけませんよ、ということくらい小学生でも知ってそうなものだが、それすらわからない奴がそこらへんを歩いているという、この治安の悪さ。まあ、タックル系でなくても「うわ....」と思う人は一定数存在するし、そのリスク管理能力のなさからそのうち取り返しのつかないことになるんだろうな(逆上した相手に刺殺される等)、きっとそこまで長くはならないこの先を精一杯幸せに生きてくれたらな、と思うくらいであまり恨んだりはしない性分なのだが(クレームをつけない話にも繋がるが、注意して直されるより淘汰されればいいと思ってるので)、さすがにいい加減にしてほしいというか、女の子に優しくするならまだしも暴力はねぇだろっていう怒りがふつふつと湧いてきた。

・対策が必要すぎる件

 そこで思ったのだが、大音量の警報のなか「タックルをする人物が出現しています、ご注意ください」ってアナウンスが入るアプリかなにかがないのだろうか、と。音がなれば直接目視できない距離にいる人でも、ああ今あそこをタックル男が移動してるんだ....とわかるし、なによりそうしたアプリが流行すればタックルしづらくなって大半はやめるだろう。
 むろん、スマホを持てるのは善良な市民だけではないので、悪用する奴が出てくるかもしれないし、そこらへんはとても難しい。なので、結論を言えば、女性は極力男性と一緒に歩くようにする、とか、スタッズがつきまくっててぶつかったら痛そうな格好をする、とかそういう対策のほうが現実的とはみなされるのだろうが、女性がひとりで出歩けないとかどれだけ治安が悪いんだよという話だし、そもそも被害者に自衛を求めることはあってはならないと考えている。公共の場から排除されるべきは加害者であって、被害者ではない。少なくとも加害行為をしなくて済むようになるまで、公共の場には出るべきではないだろう。

・突然の自己批判

 それからもうひとつ補足したいのが、一躍有名、時の人となった新宿タックル男さんのおかげで広く知れ渡った「タックル男」の存在であるが、一般的な呼称を男性に限定するのも避けるべきなのだろう、ということである。いろいろ読み漁っているところによると、ベビーカーや子持ちの方(男女問わず)に八つ当たりする層は必ずしも性別でわけられるものではないらしい。つまり、自分より弱い立場(とみなした相手)に攻撃する人は攻撃するのである。そして、そんなこと考えもしないような真っ当な人は攻撃など考えもしない。そのような意味で、「男性をののしりさげすんでいう語」(goo辞書)である「野郎」という表現を用いた本稿のタイトルは不適切と言わざるを得ない。

・現実世界に野蛮を持ち込まないでほしい件

 ちなみに、このような話をしていると、必ず湧いてくるのが、相手がぼうっとしてただとか、スマホを見てただとか、ぶつかる理由があるというものである。が、ちょっと待ってほしい。少しでも相手に落ち度があればなにをやってもいい、例え暴力的な行為でも構わないというのは理性的な人間のとるべき態度なのであろうか?相手に問題があると思うなら、ぶつかったり怒鳴ったりせずに普通に注意すればいいだけのことだし、関わりたくない、相手が改善するチャンスを与える義理などない(これは俺だ笑)と思うなら、それも良し。理由があるからいじめていいというのはいじめっ子の理論であり、大人、まして社会人の理論ではない。大人だろうがいじめはなくならないと言う人もいるが、そういう、公の場において自分を理性でコントロールできず周囲に損害を与える存在は軽蔑すべきであっても、肯定すべきでないと個人的には考えている。本当に文字通りコントロールできない事情があるのであればそこは配慮したいところだが、コントロールを放棄している人間には責任が生じるだろう。つーか単純に、相手に落ち度があればなにやってもいい理論だと法治国家なんか無理ゲーなんすよ。ぶつかってきたから刺し殺しちゃいました☆が許されたらたまったもんじゃないだろう。ちょっとしたことを「落ち度」認定して攻撃する人間は実質的にこれくらいぶっ飛んだ自己正当化が行われていることも珍しくないような気がしているのだが、認知の歪みがあるなら見知らぬ人にぶつかるのではなく医療の介入によって解決するのが筋だと筆者は思っている。
 というのと、ふつー大人ならそんなことならんやろということになってる方の存在が異世界すぎて、個人的に被害に遭ったことのあるモンスター高齢者(例:列に割り込んできて自らぶつかっておきながらキレてきて、反論したら割り込みを開き直った挙句にこれだから最近の若者は....的な小言を言ってきたという何ともファンタスティックな方)然り、語彙力を失って「うぇえ?」としか言えないのが正直なところ。日常的には経験していないからなのだろうが、今なにが起こったんだろう?という純粋な疑問が先にきてしまうので、対応が後手にまわりがち。こんな野蛮なことをするなんてどうした?大丈夫?とか思っている間に相手は去ってしまうし、たまにはこういうこともあるか....と悟りモードを動員するので、慣れることもなく、対応する術も身に付かず。

・けつのロンパチ(訳:結論)

 いやぁ、治安大事っすよね。正直こんな治安の悪いところにいたら身がもたない。ので、結局、公共交通機関を使わなくてもいい生活をしようとか思うとそこそこ以上は稼げなきゃいけないし、じゃあそれで自分だけが治安の悪い空間から抜け出せたら万事解決なのかっていうと、もちろんそうはならない。たぶん、時代とか世の中、社会的には自分さえよければいいという態度が推奨されているような空気感ではあるのだろうけど、それをやっちゃあおしめぇよ、って話なわけです。だってそうでしょう?社会から完全に切り離された外部に存在することができない以上、自分は社会の一部にしかなれないし、社会でのあり方はすべて自分に跳ね返ってくる。まあ、理由はともあれ、平和が一番なんでしょう。

(画像はいらすとやさん。このくらい世紀末感出して生きればいろいろ巻き込まれずに済むのかもしれない。)

【追記】

 久しぶりに読み返して、文体に笑う以外の感想がないんですが(見出しはさっきつけました)、まあそれはともかく。アップデートされた「痴漢レーダー」で表題の件はいける気がしてきた。

痴漢被害にあったり、被害にあっている人を見かけたらワンクリックで“通報”。位置情報を元に最寄り駅ごとに通報数をカウントし、被害の多い駅をランキング形式で教えてくれるサービス「痴漢レーダー」が大きな反響を呼んでいる。
スタートから1週間で利用者は約2万人(累計)。さらに「盗撮」「ぶつかり」にも対応できるよう機能をアップデートした。利用者の声から浮き彫りになったのは、鉄道会社や警察のずさんな対応だ。今後は“ある機能”を追加し、さらなる抑止力になるよう目指していくという。

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