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【橋本環奈】恋愛モノ得意じゃないけど『かぐや様は告らせたい』観てきた【平野紫耀】

 公開日に鑑賞とかファンかよって感じだとは思うんですが、あり得ないくらい疲れたりとかいろいろあって、普段しないことをするハードルが死ぬほど下がってたために勢いだけで観て参りました。熱く語ってしまってはいるけれども、いちおうネタバレなしです。
 そして、長々とした話は聞いちゃいられんぞという方もいらっしゃるのかもしれないので先に結論だけ言うと、よかったです。よかったというか、すげぇ笑った。胸キュンという概念のない俺でもめちゃくちゃ楽しめた。ただただ楽しい映画だった。

・恋愛モノのむずさは異常

 恋愛モノね、共感できなさ具合がすごいというか、付き合うんでも付き合わないんでもどっちでもいいからさっさと決めてくれぐちゃぐちゃ言ってんなよ面倒臭ぇ、とか思ってしまう、いわば人の心がわからないタイプの俺にとっては基本忌避の対象なんですが、キャストとネタ(設定)からして面白そう感が半端ないのと、たまたま空いた時間にうまい具合にはまる上映時間だったので、ほぼノリだけで観たこの作品。
 まあまず予告編が面白い。もちろん本編も面白い。てか、実写化映画で予告編より本編が面白い=まじで観てよかったと思ったのは『銀魂2』以来かもしれん。それくらい面白かった。

 恋愛モノでありつつしっかりコメディーなので、基本ずっと笑ってられるんじゃないかとは思います。俺個人は特段橋本環奈さんオタとか平野紫耀さんファンってわけではないけど作品が純粋に面白いと感じたので、久しぶりにこういう映画に出会えてうれしいみたいな気分。

・雑すぎる映画紹介

 ところで、ネタバレのない程度にざっくり言うと、この映画は基本ずっと橋本環奈と平野紫耀がイチャついてるだけです(※個人の感想です)。橋本環奈さん演じる四宮(しのみや)かぐやと、平野紫耀(しょう)さん演じる白銀御行(しろがねみゆき)だけれども。しかも新手のイチャつき。113分間ずっと他人の惚気エピソードを観てるようなもん。でも面白いと思える。そこがこの作品の妙だなと思います。てか脚本が『翔んで埼玉』の方(徳永友一さん)なのか。そりゃ面白くなるわ。『翔んで埼玉』まだ観れてないけど。
 なお普段であれば、いわゆる芸能人の方を呼び捨てにはしないんですが(クラシック界隈みたいに慣例的に呼び捨てが普通の場合と、自分がオタ丸出しになる場合を除く)、ちょっともうこれは「橋本環奈」という概念と「平野紫耀」という概念が強すぎてこう表現せざるを得ないので一部敬称がありませんがご容赦ください。

・混ぜるな危険レベルで最強すぎる主演たち

 そんでまあ映画は予告の通り延々告らせバトルをやってる話なわけですが、いやぁもうほんと今この2人を主演にしちゃったらまた別作品で観たくなるだろ、というか、これ以上の主演ペアはあり得ないような何かになってしまっている気がしないでもない今日この頃。
 個人的に顔面偏差値枠では橋本環奈さんと吉沢亮さん(リンク貼るために調べてアミューズなのに驚いた)が別格扱いなんですが、年齢とかキャラクターを考えると橋本環奈さんと共演するのが平野紫耀さんってもう危険な薬品ができあがりそうなくらいすごい(褒めてます)。

 それにしても、動画0:34〜。「この私に恋い焦がれない男なんていないわけだし?」予告でも言っているこの台詞。公共の場であんまルッキズムみたいなことは言いたかないんですが、それでもまあ橋本環奈さんレベルになるといや逆に可愛すぎて恋愛対象にならないだろってくらい暴力級に顔面偏差値が高い、とか思ってしまう。
 なんかこう好きになるとしても信仰の対象みたいな感じにしかならない気がするんだよなぁ。四宮ではなく橋本環奈としての言動含めこれだけ尊いと。烏滸がましい的なの込みで生で見てみたいとも思わないというか、もはやこの世に存在してるだけでいいというか。
 橋本環奈がこの世に存在するという事実だけでふつーに尊くね?精神的に図太いところというか、したたかなやり手なところがすげぇ好感持てます。そして突然フィクションの話に戻るけれども、こういうプライド高くて気が強い役はもっと見てみたいと思った。四宮かぐや、最高すぎた。
 平野紫耀さんについては知人にウォッチャー(オタではないらしい)がいるのでちらほら話は聞いてたんですが、じつはバラエティ以外では初見。花のち晴れ〜花男 Next Season〜』で役と平野さんが合っててよかったという感想を聞いてたんですが、今回もそれは感じたというか、一周回ってアホな役なのでハマってる気はします。あとジャニーズは細い人が多い印象だけど、筋肉質でがっちりしてるのも日々自転車を漕いでる設定と合致して🙆‍♂️

 そんな平野紫耀さんはKing & Princeのメンバー。ということで、テーマ曲も担当してるんですが、キーが高くておじさんびっくりだよ。っていうか、びっくりしすぎてサビちょっと耳コピして、さらに嵐の『A・RA・SHI』のサビも耳コピして音程比較までしてしまった。いやまあ何事も検証が大事なので....。
 とはいえ、ジャニーズさんは全体的にキー高いんだろうけれども(それで数十年歌い続けるからすごい)。というより、聞いた話によると東京藝大の受験者数も昔よりソプラノが増えてアルトが減ってる?らしいし、ジェンダー関係なくキーが高くなってるのかもしれないけれども。でもなー。百恵ちゃんは低かったけど、光GENJIの『パラダイス銀河』とか嘘だろ?ってくらい高かったし、何とも言えん。

・キャラクターが最高

 原作を知らないせいか、若干のコスプレっぽさを感じなくもないけれども、キャラクターの個性が爆発していてなんかもうメインキャスト全員よかった気がします。
 個人的にツボだったのは、生徒会メンバー、白銀家。キャラのバランスよすぎね?っていう。原作者天才かよ。生徒会長:白銀御行、副会長:四宮かぐや、佐野勇斗さん演じる会計:石上優、浅川梨奈さん演じる書記:藤原千花。

 ちょっともう言い出したらキリがないというか、ここに名前ある人みんなよかったんで↑キャストのページをご参照ください(丸投げした顔)

・話題がぶっ飛びすぎる件

 てかこの記事書くのに調べてて知ったけど、佐野さんて『砂の塔』と『トドメの接吻』に出てらっしゃった方か!どおりで見たことあるわけだ。
 『砂の塔』ね、見る予定はなかったんですがイエモンが好きすぎて見るっきゃねぇとなって(だって曲名がドラマのタイトルだし....)Huluで見始めたらなんだかんだ面白くて最後まで一気見してしまったという。ココリコ田中さんにツボりがち。ドラマとかで拝見する田中さんがなんかすげぇ好き。

 めちゃくちゃ話が逸れたけど何だったっけ。佐野さんか。佐野さん×『砂の塔』で思い出すのは、佐野さんがドラマで着てたのと同じパーカー持っててびびった(どうでもいい)

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 これもまさかの稲垣来泉さん出演っていう(ぼやけてるのがそう)。稲垣来泉さん尊い説を唱えたいが、労働環境は本当に大丈夫であってほしい(切実)
 ちなみに、『トドメの接吻』は単にHuluの策略に屈しただけというか、パラレルワールドにハマってしまった的なやつ。強引すぎるくらいに強引に話を戻すと佐野勇斗さん演じる石上優、かなりよさみの深いキャラです個人的に。

・佐藤二朗さんのよさみが深い

 なんつーか、俺がこの映画に心を掴まれた最大の要因と言っても過言ではないのが佐藤二朗さん(通常運転)なんですが、ぼちぼち福田雄一監督作品を観がちな人間からするともう橋本環奈さんと佐藤二朗さんっていうのでアガるし、二朗さんが通常運転すぎて安心感しかないという。
 なので福田組のノリが好きな方なら(よっぽどの恋愛/青春ヘイトでもない限り)この映画を楽しむことができるんじゃあないかと思いました。本当にいつも通りだよあの人。

・高嶋政宏さんがツボ

 もうひとつピンポイントで個人的なツボをば。『関ジャニ∞クロニクル』にもご出演なさり、大倉忠義さんから「変人」と表現された際「変人じゃない変態だから」と即座に訂正された高嶋政宏さんあまりにもテレビを見ていないためにクロニクルで変態だと知った俺のなかでド変態と名高い高嶋さん。こちとら、高嶋さんが出てきただけでアゲですよ。いい味、もとい、よすぎる味を出してたように思います。

・なんかめっちゃ褒めてきたけど

 ここまで書いたことをひっくり返すようで恐縮なんですが。ぶっちゃけ、観るつもりの方がいらっしゃるなら期待しないで観てほしい。というか、面白かった面白かったっつってハードル上げて、映画が評判ほどじゃなかったなと思われるのは本意ではありません。なので、レビューみたいなものは一回忘れて、純粋に予告編見ただけのテンションで観るのがおすすめはあります。この映画は本当に楽しんでほしい。楽しんでほしいので、こんなわけのわからない感想は忘れて無の状態で観てほしい(じゃあなぜ書いたし問題勃発)。
 そういう意味では、欲を言えばこれは家でテレビでゲラゲラ笑いながら観たかったかもしれない。ときどき映画館でクスッとした笑い声がときどき聞こえてきたけど、けっこうみんな我慢してたんじゃないかと思うんだよなぁ。そのくらいには笑いっぱなしというか、顔の筋肉が常に何かなってた(日本語)。
 いやー、面白かった。近年どういうわけか実写化のクオリティ高すぎません?橋本環奈さんとか平野紫耀さんとか逸材が出てきてるのもそうだけど、これは邦画面白くなるわ、と勝手に感動しておりました。基本洋画ばっか観てる人間だけど、これだけ面白いならぜんぜん邦画も観るし、実写化観れる。とかなんとか、恋愛モノ得意じゃない人間でも語れるくらいによかったっすよ、この映画。

 ↑こんなのもやってるらしい。


【ごめん、1こだけネタバレ】

 まさか『2001年宇宙の旅』ネタが入ってるとは思わなかったというか、スタンリー・キューブリック監督作品の知識が(これ系の作品で)活かされる日が来るとは。

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 まさに、数年前に写メってたシーンで、まじか、となった。

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 てかそう考えると映画オタ向けのネタも仕込んだ映画なんだろうね。『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』。

 映像で見たい方はこちらをご参照くだせぇ。対応箇所は、動画2:04〜くらいかな。

【追記】

 余談of余談でしかないけど、書き忘れてたので追記。

 予告編でこの「恋愛は戦」、「LOVE is War.」ってので真っ先に思い出したのが↓『恋は戦争』でした。

 なんかもうあり得んくらいに世代を感じる。。▂▅▇█▓▒░(‘ω’)░▒▓█▇▅▂ うわあああああああああ

【追記of追記】

 アニメ版はアニメ版でめっちゃ面白そう....ってかこれ見て藤原書記にいろいろ納得した。

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