趣味をより楽しむために必要なのは「バランス」と「リスク対策」かもしれない

こんにちは、なぜかツイッターの女装アカウントで人間関係についての相談を大量に受けております、心理カウンセラー女装、おじょえです。

ふと思ったんだけどなかなか文字で伝えるのは難しいってことに気付いたので最近はラジオで音声配信を始めました。第一弾は「最近女装をスタートしたけど常連のクセが強くてなかなか輪に入れない」という案件でした。

お悩みの方、暇な人は聞いてみてね。

趣味は「趣味」であるからこそ楽しい

「趣味」がなぜ楽しいか?ということを考えてみると、それは「趣味だから」楽しいのではないだろうか。我々はプロ女装ではないし、女装で飯を食っている種族ではない。プロにはプロの楽しみがあるが、我々とプロは「楽しい」と感じる瞬間が間違いなく違い、そこに生じる責任も違う。何が言いたいかというと趣味は「趣味」だからこそ楽しいよね~という話と、趣味をより楽しむためには趣味で生じる「リスク対策」が大切なんじゃね?って話を今からしていきたい。

まず、我々趣味女装において「趣味」の領域を超える瞬間というのは具体的にどのようなタイミングを指すのだろうか?

例えば、趣味女装の活動時間帯というのは毎週末の土曜日と日曜日、週2で女装する人が多い。多くの人は土曜日の夜に夜更かしして遊び、そして日曜日の昼間まで爆睡する。ボロボロのメイクを落とし、14時ごろ友人たちと解散し、月曜日の仕事に向けて身体を休める、といったタイムスケジュールが一般的に多い傾向にある。

しかしこれが日曜日の夜までついつい女装して遊んでしまうと、急に「男(B面)としてのバランス」が崩れ始める。

女装モードのことを界隈用語で「A面」と呼び、逆に普段の男モードを「B面」という。A面は「アホづら」の略称でB面は「ブサイクづら」の略、では決してありません(紛らわしい)。

カセットテープの裏表のような感覚で、表面(女装時)がA面、裏面(普段の男)がB面というように呼んでいるらしい。まぁ所説あるのでA面B面の語源は適当に調べてください。

日曜日の午後~の時間帯は本来「月曜日の仕事に向けて身体を休める」という時間に費やすべきなのだが、ついつい友人たちと遊んでしまった結果、B面(普段の男モード)の生活に支障が出る可能性が飛躍的に高まる。

これは割と女装あるあるネタで、私も月曜日の朝まで遊んでしまった経験が何度もある。もちろん翌日の仕事は遅刻した。そして眠くて眠くて仕事にならない。さらに自分の敬称を「あたし」と言ってしまった経験も多々ある。

俺「あたしとしては~(あっ)」

というのも女装あるあるの一つだ。私の個人的な対策としては「女装沼にズブズブにハマりすぎた!と感じたら1か月くらい女装から離れてみる」という対策をとっているが、まぁそれに関しては今回は話さないことにする。

そんな感じで、女装の時間が増えすぎて普段の男性時の生活に支障が出てしまうケースを私は多く見てきた。

独身男性が普段の仕事に影響を及ぼす程度なら正直どうにでもなる、しかし一番問題なのは既婚者である女装が男性時の生活に支障をきたした場合である。もはやこれは既婚者女装にとって「究極のリスク」と言って良い。

趣味と私生活のバランスが崩れるとリスクが発生する

趣味女装における究極のリスクが「女装バレ」であれば、大切なのは「趣味と私生活、2つのバランス」と言える。

女装バレするタイミングというのは人それぞれ違い、Twitterを始めただけで身バレする人もいれば、街に出歩く頻度が高くなって身バレする人もいる。つまり人によってリスク発生に至る度合いが違うので、各自でリスク回避の方法を考えなければならない、という話になる。それを今から話す。

人によってリスク発生に至る条件が違う。だからこそあなた自身のリスク回避方法を考える必要がある。

結局、リスク(女装バレ)対策は自分で考えるしかない

上記で挙げたように、女装をするうえでの究極のリスクというのは「女装バレ」であり、リスク発生に至る条件というのは人それぞれ違うので、各自で対策を考えねばならない、という話をした。

そしてあなた自身のリスク対策を考えるときに一番注意しなければならないのは、狭い女装界隈において「他人に気を使わせる」という事、これだけは避けねばならない。関係の近い人になればなるほど「正直この人めんどくさいなぁ」と思わせてはならない。

そもそも「他人」からしてみれば、あなたの女装バレに興味はないし、知ったこっちゃない。あなたに気を遣う必要も本来ない。なぜあなたのリスクに他人が協力しなければならないのか?という話になる。それは距離が遠ければあたり前のように「関係ない」といえる。しかしあなたと距離が近い友人にとってもそれは全く同じで、仲のいい友人ですらあなたの「女装バレ」に気を遣う必要は本来ない、あるのは「一般レベルの配慮」のみ。

しかし女装は「優しい世界」なので、みんな配慮しあってリスクを回避するために協力している傾向にある。みんなとても優しい。誰もが女装バレしたくないのは一緒なのでWin-Winな関係にある事も要因かもしれない。ただし「限度」があるよねって話だ。この「限度」が解らないと大変なことになる。「配慮」とは「限度」があるからこそ成り立っており、配慮の押し付けは「強制」へと変わる。一度皆さん「他人に気を使わせ過ぎていないか?」を考えてみてもいいかもしれない。

集団社会で一番めんどくさい人は、無意識に「他人に気を使わせている人」である。

みんな同じようにお金と時間を支払って楽しい時間を過ごしたい、それが趣味の世界だ。であれば、他人にあなたの都合を押し付けてはならないし、あなたはあなた自身で自分の身を守らねばならない。

人によっては「なんて冷たい人なの!」などと感じる人がいるかもしれないが、本来「大人の趣味」である女装は中学校の部活動ではないし、大学のサークル活動でもない。大人と大人が一つのコミュニティに集まって一時的な集団生活を送っている(たった数時間であっても)に過ぎない。それを弁えたうえで楽しく遊ぶ、それが趣味の世界だ。

徹底的にリスク(女装バレ)を回避したい人は場所を選ぶしかない

なんとしてもリスクを回避したい!女装バレしたら人生崩壊する!!と今にも発狂しそうな人は「じゃあ場所を選ぶしかなくね?」ということを提唱したい。

例えば「女装バレすると死ぬほどヤバいのでひっそりこっそり遊びたい!」という人が「え、別に女装バレしても大したダメージじゃなくね?」と考える人たちの集団には入っていかないほうがいい。

「バレたくない!」と主張しながら集団の中に入っていく行為は、まさにドーナツ食いながら「絶対痩せる!!」と主張しているレベルでトンチンカンな行為に等しい。痩せたければ痩せる行動をするしかないし、バレたくないならバレない遊び方をするしかない。別に集団で活動してもいい、しかし配慮には限度があり強要は不可。女装バレするリスクは自己責任だし「あなた自身で解決してね」という話だ。

本当にこっそり遊びたい人は「こっそり遊びたい人と遊ぶ」という選択がベストだろう。誰にも見られず、誰にもバレないように遊べばいい、ただそれだけ。なぜなら「あなたと関係ない人を巻き込む可能性が一切ない」からである。場所を選ぶことで関係ない人を巻き込むこともなく、自分が女装バレするリスクを最大限下げることが出来るのだからベストな選択、もはやそれしかない。

それでも大衆の目につく場所に顔を出したいのぉぉ!というとってもワガママな人は「他人を巻き込まないように意識しながら遊ぶ」という事を心がけるしかない。何故なら狭いコミュニティで激しい「個」の主張というのは嫌われる原因に繋がる。

とにかく、みんな楽しく遊びたいんですよ。

だからこそ楽しい空気を破壊する行為、マイナス発言、俺は俺は俺は!といった激しい主張、いずれも嫌われる原因に繋がる。あたりまえの構造ではないだろうか?それが集団生活の仕組みであり、コミュニティのルールである。

小さな社会である女装コミュニティにおいてルールはどこでもいっしょだ。店であろうが公園であろうが、それは一緒。むしろ女装界隈は関係ない。いろんな考え方をもつ人が集まる空間はどこでもいっしょなのだ。

だからこそ楽しく遊ぶため、あなた自身が楽しく遊ぶためには「場所を選ぶ」という行為が一番いい選択である。

女装バレに至るリスクは人それぞれ違うのだから、当然女装の遊び方も人それぞれ違ってくる。だからこそ「遊び方を他人に強要してはならない」し、だからこそ自分が身を置く環境は自分で選んだ方がいいよね~って話を今回はしました。

それでは、良い女装を~~!

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