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平凡市民ランナーがサブスリーを達成した方法


はじめに

某スポーツ品メーカーのチャレンジをパロって、2022年12月から"Breaking 3"として動画を撮りながらマラソンの練習に取り組んできました。その後、なんとか2023年4月にサブスリーを達成した流れをまとめてみました。

ランニングスペック

私は大学生の頃からかれこれ14年くらい走り続けていますが、市民ランナーとしては平凡な部類でした。トレイルレースにも出場してましたが、こちらも平凡な成績ばかりで上位に食い込んだことはありませんでした。フルマラソンの大会のベストは3:46(2019年長野マラソン)で、練習でのベストは3:33(2020年5月)です。
今回の取り組み"Breaking 3"を始めるに際して2022年12月に5000mTTをやってみたところ、19:15とこれまた平凡なタイムでした😂

【ランニングスペック】
・フルマラソン 3:46(2019年長野マラソン)
・ハーフマラソン 1:27(2018年寺泊ハーフ)
・5000m 19:15(2022年12月練習)
・月間走行距離50〜100km程度

サブスリー決意表明の動画はこちらです。

練習方法

がむしゃらに練習してもケガのリスクがあったり、ただジョグしてもタイムが伸びないことはこれまでの経験から明らかだったので、まずは本を読みました。

言わずと知れた、マラソントレーニングの名著です。ほぼこの記載通りに練習してサブスリーを達成しました。この理論は、VDOT表に基づいて基礎→R→I→Tの期分けでやるものです。
しかし、この本にも指摘されていますが、走りすぎによる故障も経験しました(後述)。

こちらの本もおすすめです。概要はこんな感じ。これはトレーニングの基本として今も常に意識しています。
・朝飯抜いて走れ
・普段は低糖質高脂質の飯食え(甘いもの食うな)
・閾値手前で走れ
・フォアフットで走れ
・短距離でもいいから走れ
・週70km走れ
・痩せろ

走行距離

2022年12月からの毎月の走行距離と練習メニューはこんな感じです(当時のメモから)

2022年12月


12月の走行距離は304.5km。人生で一番走った月になった。ただ、ここで大きな過ちを犯した。走りすぎた。ダニエルズの本にも、走り過ぎのことはしっかり指摘されているけど無視して走った。これが1月の終わりに爆発することになる。30km走を3回やってしまった。

2023年1月


1月はまだRepetionの期だったので、200m×10本やったり、ジョグとws(ウィンドスプリント)を絡めたり、30km走をやったりしていた。雪が降った日は体育館やトンネルによく通っていた。そんな矢先、寒い雪の日のトンネルでの練習終盤で足首が爆発した。怪我後、練習ペースを落としてZwift中心に切り替えた。月間距離は289.2km

冬場はみなとトンネルをよく走った

足が痛い時は騙し騙し松林を走ったりしていました。この時は左足引きずりながら21km走っています(真似しないでね)。

2023年2月

2月はIntervalの期になったので、1000m5本やクルーズインターバルやったりしていた(Iより少し気が楽なので)。30km走は2回やった。4:10/kmの30kmをこなせて自信がついた。月間距離は259.3km。怪我と雪の影響で少なめだったけど、足首が治って本当に嬉しかった(信頼できる整体を紹介してもらった)。

足首痛から復活した時の練習動画です。

2023年3月

3月からは最後のTの期になった。Tペース走を中心にIやMペース走を絡めて総合的に練習した。wsもほぼ毎回いれた。35km走や3時間走(トレイル)もこなした。この月には新潟ハーフもあり、3:55/kmのペースで押していけてサブスリーをここで確信した(が甘かったのは後述)。月間距離は300kmちょうど。
新潟ハーフの動画はこちらです。

この頃から本番まで最高に調子が良かった。今思えば、過信だった。速い人たちに引っ張ってもらい、ついていけない時もあったけど十分サブスリーを達成できる手応えがあった。でもそれは「集団」だったから。本番で走るのは自分一人。サボろうと思えばサボれる。チヤホヤされて甘ったれていた。

この頃はサブエガの人たちと30km走した

2023年4月


4月に入り、雪も解けたのでトレイル8kmの練習を平日に入れた。程よく疲労も抜けたので良い練習だった。本番の前の週には5kmのロードレースで17:47の記録を出せた。30km走は累計で10回行った。もはや失敗する要素は無いとも思っていた。月間距離は304.5km(本番以降も含む)

雪解けを待ってトレイル練習も増やした

5kmロードレースの動画はこちら


本番当日

2023年4月23日、いよいよ本番になった。この日は自分の人生で重要な1日になったと思う。結果は、嘘のような本当の話ですが3:00:00(ネット)。詳細は下記の動画を見てください。

本番は風が強かった。船での移動もあった。想定より起伏があった。孤独の時間が多かった。言い訳をあげればキリが無い。全ての要素がマラソンなんだ。実は26km地点で何かがこみ上げてきて泣きながらサブスリーが行けると過信していた。あと16kmもあるのに、この時点で負けていた。

悔しさに打ちひしがれて

サブスリーを確信して佐渡に渡ったのに、結果は未達成だった。帰りのカーフェリーでは疲れと船酔いでぐったりしていたけど、新潟に帰ってきてからはだんだんと悔しさがこみ上げてきた。
3:00:00の結果は本当に悔しかったし、秋のマラソンレースまで待てなかった。どうしても42kmを2時間台で走りたかった。そしたら、ちょうど翌週の4月30日が雨の予報(貸切になると予測)だったので、使える陸上競技場を探して見つけたのが三条・燕総合グラウンド。この日も風が強かったけどこの半年の思い出が後ろから押してくれた。

トラックを105周半走って、右足の腸脛靭帯がパンパンになりましたが、なんとかサブスリーを達成しました。タイムは2:59:49😂
水とジェルをランニングタイツに突っ込んで走り続けました。

新たな目標に向けて

紆余曲折はあったものの、一応サブスリー達成しました。次は来シーズンに向けてサブエガを目標にしています。また、地元の駅伝チームに声を掛けてもらい、新潟県駅伝に参加することになり、トラックレースや10kmの練習にも力を入れています。こちらの方も頑張っていきたいです。
あとはウルトラマラソンやトレイルレースでも入賞を狙っていきたいと思います!

10kmレースに初めて出てみました。

道具


NIKE Rivalfly3
厚底はサブスリーまでは不要と思い、部活シューズとして知られるこの靴を3足使ってました。

ランシャツ
NIKEのエアロスイフトをメルカリで買って着ていました。カッコいいので見た目も重要です😎

ランパン
デカトロンのタイツ(ジェル・水を多く収納できる)やナイキのタイツを履いていました。

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