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23年4月リリースのAPPBOXの開発経緯

株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。
※Twitterもやっています!

今回は、23年4月からアイリッジが提供する「APPBOX(アップボックス)」について、その開発経緯も含めてお話ししたいと思います。
(開発秘話もある気がするので、次回以降に書けるように思い出しておきます:笑)

1.23年4月から開始する「APPBOX(アップボックス)」とは

アイリッジでは、2023年4月から、企業向けアプリビジネスプラットフォーム「APPBOX(アップボックス)」の提供を始めます。
APPBOXは、「BOX機能」と呼ばれる30種類以上の各種機能群(SDK)を組み合わせることで、アプリ開発や既存アプリの機能拡張、マーケティング施策まで、アプリビジネスに必要なすべてを支援するプラットフォームです。
他社で開発したアプリの機能拡張にも活用できるほか、各種他社ツールとも連携できます。
工数/工期を抑えたスクラッチ開発、捨てずに拡張できるパッケージアプリ、ベンダーフリーで内製化も妨げない機能拡張、高速PDCAを可能にするマーケティング支援機能、「APPBOXコネクト」をはじめとする柔軟な他社連携・カスタマイズ──という5つの特徴を提供します。

詳しい資料は↑こちらからダウンロードできます

2.なぜ「APPBOX(アップボックス)」を立ち上げたのか

元々アイリッジは、i-mode時代の「iコンシェル」上で企業がメッセージを送るようにするためのツールを提供していました。
そのメッセージは位置情報を活用して、渋谷で飲んでいたら「そろそろ終電だけれど大丈夫?」と羊に呟かせていました。

そんななかで、時代が流れてガラケーからスマホに移行するなか、iコンシェルに加えてスマホにもプッシュ通知ができるような機能を作り始めました。
とはいえ、スマホ黎明期はアプリを持っていない企業も多かったので、アプリそのものを開発するような事業を立ち上げて、お客様の支援をしていました。

元々はアプリを通じたマーケティング支援ツールとして提供していたアイリッジですが、「アイリッジには開発を頼めるよね」という評価がお客様から高まっていき、マーケティングツールを提供する会社のはずなのにアプリ開発案件を中心に依頼がきてしまう…という、ありがたいけれど少しモヤモヤする時期もあったわけです。
そういった背景のなかで、会社のブランドと提供するツールを合わせるようにアプリ開発をもっと満足できるように提供できる仕組みを作りたい、と思うにいたりました。

とはいえ、スクラッチで作ろうとすると人月がかかるので費用がかかるわけです。
一方で、パッケージにすると安くはできるけれど機能的には不十分さが出てきてしまいます。
そこで、APPBOXでは、共通の機能を持ちつつ、欲しい機能についてはカスタマイズで追加できる、スクラッチとパッケージの両方のいいところを取るような工夫をしています。

たとえば、会員証をアプリで作りたい場合、顧客の会員システムから情報を取りに行くことになりますが、パッケージサービスですとそこまで対応するのに連携の開発をすることになるか、場合によっては対応できないと言われてしまいます。
APPBOXの場合、顧客の会員システムとAPPBOXのサーバを連携すれば、会員証をアプリ上で見ることができるようにしています。会員証機能のために共通機能部分をゼロから作り上げる必要がなくなるため、スピーディなサービスの立ち上げを安いコストで実現することができます。

3.「APPBOX(アップボックス)」が拓く未来

APPBOXによって、アイリッジが拓きたい未来もあります。
アプリを作ることを諦めていた企業・人に、新たな可能性を提供できます。
お金がないからと諦めていたデザインも、機能も、ある程度自由に作れることになります。
また、大企業の中には今アプリの開発を内製化している場合もあります。彼らがモノをわざわざゼロから作ることに時間をかけるのではなく、アイリッジが提供するツールを活用してビジネスの本質的な思考に時間を使ってもらいたい、とも考えています。

次回以降でも、APPBOXの話をいくつか紹介できたらと思っています。
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