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地球と遊ぶ楽しさ

幼い頃、週末は母の実家の田舎で過ごした。夏はおじいちゃんが茅の箒で蛍をとってきてくれたし、春や秋は田んぼで泥んこになって遊んだ。

そのおかげか、大のアウトドア好きになった私は、大学生の頃に登山とダイビングを始め、職場の同僚とスキーやスノボを、現在は夫婦で登山とキャンプ、そして釣りをしている。


季節によって変わる景色の美しさは、人工物にはとても超えられない。

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山頂で見る朝焼けは、地球が宇宙に浮かび、太陽に照らされて一日が始まることを実感させられるし、澄んだ空気の中、季節によって色を変える木々を眺めながら登り、たどり着いた充実感とともに山頂から見る景色は何物にも代えがたい。秋に色づく落ち葉は絵画のようだし、雨の日のぬかるみは柔らかく足を包む。

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海の底に潜ると、重力から解放されて、普段とは全く違う景色を楽しむことができる。碧い水の中でカラフルな魚たちと泳ぐと、こんな場所が地球上にあったのかと驚く。

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魚釣りをして食材を自分で手に入れさばいて調理したり、キャンプで不便な環境、でも気持ちの良い緑に囲まれた場所で調理することで、『食べる』という体験が特別なものになる。

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自然の中で過ごしていると、地球という星とそこに生きる生き物たちがこんなにも美しいことに胸を打たれる。


街の中でコンクリートやアスファルトに囲まれ、デジタルなものに囲まれて過ごす毎日は、何不自由なく快適だけれど、人間の本来の自然な営みから切り離されているようで、時々どうしようもなく息苦しくなる。

地球にとってはポッと出の存在でしかない人間が作ったものなど、自然の美しさ、雄大さには到底かなわない。

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