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スイスイサクサク「公開よむラジオ」"今日もぜんぜんわからない"【感想・考察】

7月28日(日)
スイスイサクサク「公開よむラジオ」"今日もぜんぜんわからない"に行ってきた。

共感できることも、できないこともあったけれど違いを受け入れたり、面白がったりする平和な世界が広がっていて心がぽかぽか〜とした。

なにより冒頭で、スイスイさんがサクちゃんさんに
「なんでこんなに気が合わないんだろ〜」
って言いながら楽しそうに笑っている様子が印象的で、気が合わない人ほど敬遠しがちなのに、繋がっていられるのはいいなあと思った素敵なイベントだった。

以下、内容について自分の感想と考察

「こちら側の性能であってあなたを軽んじているわけじゃない」

一人目のゲストのエロデューサーの佐伯ポインティさんのなんでそんなアゲなの?というテーマで出てきた言葉

自分の性能って考えが好きだなあと思った。
人には得意不得意があって、得意なことを活かして、不得意なことは誰かに任せて生きていくべきだなと常々考えているのだけれど、性能って言葉はわかりやすい。

その上で考えたことは自分ができる範囲とできない範囲を知ることが大切だということ。
冷房しかつけられないエアコンに暖房もつけて!って言ってもいやいやいや...ってなるように自分の性能をよく知ることが必要だなと。

そして次に、自分の性能を伝えること
できないことを伝えていないと、相手はできると判断してしまう。けれどできないと、勝手に失望されたり、怒られたりしてしまう。けれど伝えていれば、一番その人を活かせる事を任せてもらえるし、他の誰かがカバーしてくれるから性能を伝えることは生きる上で有利だななんて考えた。

けれどそれが一番難しいことだから、方法をまだ考えないといけない部分だなあ。

「把握することで安心する」

2人目はエッセイストの紫原明子さん
その中で、「自分のことが嫌いな理由、自分と合わない理由を知りたくて、あえて近づいていく」とサクちゃんさんが言っていたことに対して
なぜ?となって口から出てきた言葉だ。

これはもうめちゃくちゃ気持ちがわかる。

サクちゃんさんほど嫌われる勇気は僕に無いから自らすすんで聞きに行くまではしないけど、それでもたまに興味本位で聞いてしまう癖がある。
気が合わない部分を知ったり、もしかしたらこの部分が嫌いなのかもしれないと想像したりして、たしかに自分とは合わないなと納得する。
そうすることで、今後、必要最低限だけ関わる、もしくは関わらないと自分の次の行動を決められるから知りたいのだと。

またその中で「把握すると安心する」ということも共感できた。

知る→理解する→納得する、の3段階のプロセスを踏むことで、安心が生まれる。人はわからないことに不安が生まれるから、自分の中で納得できることで不安を消している。

特に僕は書くことで安心できていることが多いのだけれど、文章を書くときには、情報を知って、付随する知識について考えて、整理して納得するというプロセスをとる。そのために僕は日常で引っかかった不安を安心に変えるために書いているのだと思う。

「元カノを見返したい」


ラスト3人目はタイムラインの王子様かとカツセマサヒコさん。
恋愛の話題が多く、その中でも過去の相手に対してどう思うかという話の中で出た言葉だ。
これは共感できる部分とできない部分があった。見返したい元カノか~なんて考えていたのだけれど、僕は今まで付き合った人の中でも見返したい元カノと、幸せになってほしい元カノがいることに気がついた。

そしてその違いについて考えていたのだけれど、おそらく自分に責任を感じているかどうかだと思った。

見返したい元カノは自分らしくいられなくて苦しかった過去がある。
その過去の苦しい気持ちのマイナスと、少しあてつけのような自分は悪くないけど振られてすごい人間になったぞ!どうだ!という見返したい欲が無念を晴らすように気持ちを調和させているのだと思う。

一方で幸せになって欲しい元カノは、今思うと自分が悪い部分もあったなと省みることができていて、過去に自分が何も感じずに与えられていた幸せのプラスを、現在のただ相手の幸せを祈ることしかできないマイナスで調和させようとしているのかなと。

前者は幸せにしてくれなかった無責任さから見返したいと思っていて、
後者は幸せにできなかった自分の責任に対して申し訳なさがあるから見返したいとは思わないのではないかと考えている。

けどそれとは別に、スイスイさんが言っていた最高の元カノでありたいという気持ちにはすごく共感していて、執着と言えるほど強い感情ではないけれど自分が最高の元カレだったと思われたいという気持ちもあるから不思議だ。これも友人と話しながら考えたいな。

最後に

終始いろんな「違い」を聞けて楽しかった。
確かにぜんぜんわからないこともあったけれど、それがむしろ面白いのだなと実感した。

違いを知ることは自分を知ることでもある。
違いに対して自分はどうなのか考えていくことで、自分の価値観を構築していける。

すごく自分について考えられたからまた聞きに行きたいし、自分も語る側で参加してみたいなと思った。サクちゃんの笑顔が個人的に素敵だなと思いました。

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