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おもと 8年古酒 (ABV 43%)

石垣島にある高嶺酒造所の泡盛。
石垣島での有名所は八重泉ですが雰囲気に惹かれ、3月の家族旅行時に訪れました。

ここに訪れるまで焼酎と泡盛の違いを深く知らなかったのですが以下の通りのようです。
泡盛はタイ米が原料、そして黒麹菌を使用する全麹仕込み、その後泡盛酵母で発酵させ単式蒸留機で蒸留されるのが特徴。
一方焼酎は米/芋/麦等が原料、そして白麹菌を使用し焼酎酵母で発酵させ二次仕込みを行い蒸留されるのが特徴。

香りは華やかなフルーツ系でナシとリンゴの甘味と酸味。
そこに泡盛独特の癖がしっかりと土台を支えている。
ウイスキーで例えるなら12〜15年熟成年数あたりのリベットとフィディック寄り。(どちらかと言うとフィディック寄り)
スワリングするとブランデーの黒糖の香りも出てきます。
そのまま10分程置いておくとスワリングせずともブランデーの黒糖の香りが出てくるようになります。

味わいは口当たりがスパイシーさとほんのりとした甘味から始まりますが中間から黒糖の強い甘味が前面に顔を出し背景に良い意味での腐葉土の癖、フィニッシュにかけてはバニラが口を覆います。
雑味と古酒ならではの深味がマッチしてます。

加水すると香りはナシの香りが強くなり甘味が増します。しばらく放置するとリンゴも追いかけてきますが酸味はあまり感じられません。
味わいはスパイシーさが増し甘味が隠れてしまいます。
その影響でストレートで感じた中間の黒糖の甘味が弱まります。
フィニッシュのバニラで口が覆われる感じは同じですね。

ロックにすると香りはだいぶ弱まりほんのり甘く感じれますがクセやスパイシーさは感じられなくなります。
味わいは想像していたよりは酒質が軽かったようで、中間での期待していた深みのある甘みは意外に弱くどこかで飲んだことのある一般的な泡盛ロック、フィニッシュにかけては相変わらずバニラが残りますね。

一般的な泡盛より美味しいのは間違いないですが、私個人のオススメはストレートのみでした。
加水とロックはちょっと…的な雰囲気を出してしまっていますが、そもそも約3000円でこの味わいなので自信をもってオススメします。

お土産も充実しており該当ボトル5本以上で送料無料のサービスもあります。
私の友人や身内の方はお酒好きなので5本購入し発送してもらいました。

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