「強いメッセージ」と「たくさんの再生回数」の脅威
◯◯をしていない人はバカ!
↑例えばサムネイル・タイトルがついたYouTube動画があったとする。
「◯◯をしていない人はバカ!」って言われる筋合いはないし、明らかな偏見だっていうのもわかる。
根拠も乏しい。根拠があったとしてももっと適切な伝え方があるだろうと思う。
その人の主観をただ論理的に語ってるだけだ。
普通は軽くそう思って、流すことが多い。すんなり無視することができる。
でも、その動画の再生回数が10万回とか50万回とかだとどうだろう。
それなりにこの主張というのが受け入れられているのかもしれない、と思う。
これは正しいんじゃないか?
俺が間違ってるだけじゃないか?
理解できない俺は馬鹿か?
だんだん不安になってくる。真意を確かめようとして思わず動画を再生してしまう。
冷静に考えると無茶苦茶な主張だけど、「この人が言うことは本当かもしれない、信じるべきだ」という声が聞こえてくる。
・・・
こんな感じで自分の心がめちゃくちゃになることは多いんだろうなって思う。
相手は一方的に語るだけなのに、賛同する人もたくさんいる。
50万再生数なら、50万の賛同者と俺一人の反対者。
強い主張と50万人(正確には違うけど)の勢いが、心を蝕む。
なんとなくこんな感じがして、しんどいなーと思うことがある。
情報シャワーから防ぐことは難しいなら、
その情報を発信している人は基本的には良い人だ!
その人は何か目的を持ってやってるだけだ!
と、自分の捉え方を変えるべきかなーなんて思っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?