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一般的にみられるデータは”集計されたデータ”である

データはなぜ必要かについて前回お伝えしました。


データを見ることでみなさんの仕事人生がより良いものになると思います。

ただ、一方でデータを見ようと思ったあなた、データっていったいどこにあるのでしょうか?

いざデータを分析したいなと思っても、「どうやってアクセスしたら良いのか?」とフリーズしてしまうのではないでしょうか?

最近みなさんが見たデータってどんなものでしょうか?少し考えてみてください。



よく目にするデータは集計されている


  • 営業や販売のデータであれば月別売上や商品売上のランキング
     月でどれだけ売り上げてる?
     どの商品が売れてる?

  • マーケティングデータであれば日別の広告参照数やダウンロード数
      広告がどれだけクリックされた?
      ホワイトペーパーがどれだけダウンロードされた?
      結局どれだけの人が購買した?その確率は?

  • 製造ライン別のエラー率
      歪んだパーツができた確率は?

これらに共通するのは、
何かの軸で集計されている値
ということです。

例えば広告であればこれらの結果を元に、掲載し続けるかを意思決定していきます。


まとめると、

  • 私たちの求めた結果を達成しているか

  • どのぐらいのパーセンテージでその人たちが望んだ行動をしているか?

の情報を元に意思決定をするわけです。
これがデータによる意思決定です。

私達がよく目にする”データ”は大抵は

  • 取捨選択され

  • 加工され

  • 集計され

  • 並べ替えられ

情報化したものです。

これらは非常に重要で、みなさんがデータを分析していく上でも実施していく工程です。




極度に加工されたデータでは深い洞察を得られない


ただ、我々がよく見ているデータには欠点があります。
それは、極度に加工されたデータであることです。

つまり、粒度が粗くアドホック分析ができないということです。

例えば先ほどの広告の話でいくと、日別での広告の表示回数やどれだけ効果があったかがデータとしてまとまっていたとします。
ただ、どの時間帯に出すべきかを検討するためには、時間別の集計データが必要になります。そのために日報を集めてきて再集計する必要がでてきます。
誰かによって極度に加工されていると、アドホック分析ができないのです。
集計されてしまった(極度に加工された)データを渡されてしまっても、理解できなし深堀した調査をすることができません。
その結果深い洞察を得ることができないのです。

分析ツールは粒度の細かい明細データでも、好きな軸であらゆる集計単位を使って自由に分析できるパワフルなツールです。
ただ、あらかじめまとまったデータだとそこからビジネス効果が出るインサイトを得ることはできません。

このようにみなさんが見ているデータは”極度に加工されたデータ”なのです。
アドホックに分析をして、インサイトを得るためには、システムを理解していく必要があります。


次回は、みなさんがよく見ているデータは、どのような形で入ってきているかをご説明できればと思います。。



こちらの情報はKTが投稿している下記Yotubeの情報をベースに私の個人的見解を含めた記事です。


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