永遠のアイドル「ナベサダ」ライブに感動!

先日、甲府「桜座」でナベサダさんのライブを堪能した。十年ほど前に南ア大使館主催のパーティでまだお元気だった奥さんと一緒に偶然お逢いしてご挨拶したけど、ライブを聞くのはほんとに何十年ぶりだ。いや、感動した。90歳にして全曲、アドリブソロもしっかり吹いてアンコールを3曲も。最後はPAが合わなかったのか外してPfとの生音デュエット。Bゴルソンもステージではトーク半分で、ソロはちょっとしか吹かなかったけど、世界のナベサダはしっかりすべて素晴らしい音楽で魅せてくれた。衰えを見せない現役のプロフェッショナルを感じたなあ。
 想えば、高校生の頃ラジオ番組「ナベサダとジャズ」の公開録音で神戸新聞会館、京都国際会館、と追っかけをやっていた。楽屋に押しかけたこともある。Pが板橋文夫、Bs古野光昭だったかなー。懐かしい想い出も蘇ってくる。 高校二年の時、不良高校生の仲間が梅田の「チェック」というジャズ喫茶でバイトしていて、その縁で初めて行った「チェック」でコルトレーンを聞いてジャズにの
めり込んでいった。そして次はナベサダの追っかけに。
 それ以来、私も紆余曲折の数十年だけど、やはりメロディアスでリリカルで美しい生音のナベサダサウンドを聞くとふつふつと元気が湧いてくる。そして90歳でこんな素晴らしいステージを演出できるエネルギーとその人生観にすごくインスパイアされてしまった。
 「説教しない、昔話しない、自慢話しない」は老害予防の三原則だけど、90歳で現役で普通にライブをこなす姿は、まさに老害とは無縁の輝きを放っている。
やはり、ナベサダさんは今でも私のアイドルなのかもしれないなあ・

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