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本日最終回『極主夫道』

名作コメディ『極主夫道』

玉木宏さん主演で、話題のコメディ『極主夫道』が、本日最終回を迎えます。

玉木宏さんが演じる、「不死身の龍」は、けじめをつけて突如極道から足を洗い、主夫となりました。なぜか家事能力が高く、ドラマを観ていても、家事に役立つようなところがあります。
基本コメディなので、極道も出てきますが、怖さはありません。

玉木宏さんは、前クールでは、私の大好きな松本穂香さんがヒロインを勤めた『龍の道』という、復讐を描いたドラマでもヤクザな役を演じました。

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役名は「龍一」で、今回は「龍(たつ)」と、名前も共通点もあり、最初はヤケに役所が偏ってきたなぁと思いましたが、蓋を開けてみたら、全く別物でした(笑)

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「人は見かけによらない」という言葉がありますが、私自身は「人は見かけによる」と思っています。ただ、龍の場合は、どうやら当てはまらないようです(笑)。言葉遣いは極道で、顔も言い方も怖いのですが、その裏には優しさがあるんですよ。

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ちなみに、妻の美久役を川口春奈さんが演じているのですが、川口春奈さんは以前、「低視聴率女優」というレッテルを貼られてしまいました。その批評に、本人も苦しんでいたそうですが、「女優としての試練」と受け止めて、負けずに頑張ってきたそうです。

この作品ではある意味、龍以上に破天荒なところがあり、こと家事に関してははちゃめちゃで、普通ではありえないような調理をしようとします。例えば、ハンバーグを作るとき、挽肉を手のひらサイズにしてパンパンすると思いますが、美久はひき肉の塊をテーブルに叩きつけたり、手でこねて、肉が散らばってもにする素振りもない(笑)

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いざ目の前でされたらたまったもんじゃないですが、見ていて爽快で、気持ち良さそうに演じている姿を見て、勝手に「元気に演じられてて良かったなぁ」と思えてしまいます(笑)

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物事は、表面だけではわからない

物事には表裏があるものですが、特にこのドラマは、そういった表裏を楽しむのも、この作品の楽しみ方かなと思いますが、表情や言葉は表面通りに受け取っては、本当のところは「ウラヨミ」しないとわからないのでしょう。それに、伝え方も気をつけないと、伝わるものも伝わらないのだと。


まぁ、そういうすれ違いがあるからこそ、ドラマや物語は面白くなるんですけどね。

全てが全て遊びがないと、物語も人生もつまらなくなるってことなんでしょうね。このようなコメディ作品というのは、ほぼ無駄だらけです(笑)。無駄を楽しむからこそ面白いのですが、面白いだけではなく、惹きつけるものがあるので、感動もしてしまいます。

感動するだけの作品も素晴らしいですが、やはり、笑って泣けて、ハラハラして、感情を揺さぶられる作品ほど、より面白い作品だと言えるのではないでしょうか?

『極主夫道』は、コメディ要素の方が強いですが、家族の絆や、「家事」という仕事は、とても大事で素晴らしいものであることを描いている素晴らしい作品です。

観ていた方はお見逃しなく!そして、観ていない方は、一度観てみてください!きっとハマります(笑)


ウェブコミックの新たな可能性

この作品は、「くらげパンチ」というウェブコミックで掲載されている作品のドラマ化ということもあり、話題を呼んでいました。


最近のアニメやドラマは、原作ありきの作品が多いですが、『極主夫道』は、ジャンプやマガジンなどの有名雑誌からドラマ化されたわけではありません。時代と共に変化して生まれてきた「ピッコマ」「Renta」などの、漫画アプリから生まれたということで、ジャンプやマガジンなどの有名雑誌に掲載されることだけが成功の道ではない、ということを証明したのではないでしょうか。

今や、コンテンツは溢れかえっており、発信メディアも増えてきました。「テレビ離れ」と言われているのは、Youtubeやサブスクの動画配信サービスなどのメディアが増えたことによるものです。それは漫画でも同じで、コミックアプリなどが増えたことで、ジャンプやマガジンに掲載されなくても、ウェブコミックに掲載されることで、アニメ化やドラマ化する可能性も増えたわけです。

コンテンツが多いことで、面白い作品にたどり着くのも難しくなったかもしれませんが、ちゃんと見る人は見ています。多少絵が上手くなくても、本当に面白ければ、必ず誰かの目に止まります。逆に、面白くなくても、絵が上手ければ、作画・原作と分担して、面白い作品を作ることもできます。私は絵が下手ですが、物語は考えたりしています。道楽舎にも、絵が描ける人がいないので、誰か面白いと思ってくれる絵描きさんがいたら、ぜひ描いて欲しいなぁと思うものです(^^;

ジャンプを諦めてしまっても、どこでどう火が付くかはわからないので、やらないくらいならやった方が、ビッグチャンスにつながるかもしれませんよ!


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