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号外!!「嵐の活動休止報告を受けて感じる意味とご提案」

本日、2020年を持って、アイドルグループ「嵐」の活動が休止することが発表されました。

ファンの方にとっては、驚きとともに辛い発表だったと思いますが、私としては、特にリーダー大野くんの思いに感動しました。

以前にも、「吉澤ひとみ ひき逃げ事件のタブーとアイドルの闇」というコラムや、「タッキーの芸能界引退から感じるアイドルの闇」というコラムでアイドルについての考えを述べましたが、演台から「闇」ばかりですね(笑)。まぁ、実際アイドルほど闇をかかえた存在もいないのではないかと思います。

2016年には、SMAPが解散することがあり、その後も、色んなアイドルの不祥事が相次ぎ、ちょくちょくこちらのコラムでも取り上げていましたが、そもそも、「アイドル」の意味は「偶像」というものであり、「アイドル」という存在そのものが、実態のないものです。

多くのファンによって、アイドルは支えられ、活躍されていますが、「アイドル」を演じている一人一人は、その人そのものの姿ではありません。一種の「神」のように、「理想とする存在」を好きなアイドルに投影して、そのアイドルは、ファンに投影された、求められる姿を、自分とは違う存在として演じ続けて行くわけです。

そんな状態で何年も過ごしていたら、おかしくなるのは当然です。ある種の乖離性を生むのではないでしょうか。その歪みに耐えかねて、麻薬をしたり、深酒をしたり、不倫をしたりと、何かしらの問題を起こして、現状を強引に変えようと無意識下でしてしまうのだと思います。

昨年で芸能界を引退したタッキーは、裏方に回る決断をし、表舞台からは退きましたが、個人的にはその決断は素晴らしいと思っています。タッキーも、一人の滝沢秀明ではなく、タッキーとして活動し続けていたら、どこかでその歪みに耐えれなくなる時がきたかもしれません。

特に嵐は、SMAP解散の後、ジャニーズでも中心として活躍し、男性アイドルの頂点として君臨し、アイドル界を牽引してきたと思います。しばらく嵐の天下が続くと思われていたと思いますが、このまま行けば、おそらくSMAPの二の舞になった可能性が高いと思います。SMAPだって、テレビでは皆仲良く和気藹々としていたように見えましたが、終盤は、ギスギスしていて目も合わせず、明らかにコミュニケーションが低下していました。

嵐のそんな姿は、ファンでなくても見たくないですよね。そういう意味でも、リーダー大野くんの今回の決断は、大野くん自身の為でもあり、嵐の為でもあり、ファンの為でもあったのではないかと思います。

ファンの為に活動しているアイドルですが、本当のファンなら、応援しているアイドルその人の幸せを願うべきだと思います。ショックや悲しみがあるのはもちろんだと思いますが、ファンとしてアイドルによって心を満たしてもらうのではなく、アイドルの幸せを願えるファンでありたいものです。

ご提案

そこで、個人的な提案ですが、アイドルとしての活動の期間を決めてしまえばいいと思っております。
例えば、「最長15年」と決めてしまって、それまでに解散するなら仕方ないですが、どれだけ人気があっても「嵐」として活動できるのは「15年まで」と決めてしまう。その後は、アイドル自身がまだまだ続けたいと思うのであれば、新たなグループとして活動すればいいのだと思います。もちろん名前は変えなければ行けないので、「嵐」であれば、「山風」にしたり(笑)、誰か一人が欠けるのだとしたら、「風」にしたり(笑)

実際、SMAPも、木村拓哉と中居正広はジャニーズに残り、芸能活動を続けていますが、別の3人はジャニーズを離れ、「新しい地図(NEWS MAP)」として、3人で活動し、今までできなかったような、ネットTVを放送したり、Youtuberをしたり、自由に活動をしています。ある種、「新しい地図」は、一つのアイドルの新モデルになるのかもしれません。
以前はSMAPも問題を起こしたこともありますが、規制やコンプライアンスの厳しくなった今は、もう後戻りできない程のことになってしまいます。人数を減らしても活動している「TOKIO」や「NEWS」(というかジャニーズグループのほとんど)もいますが、アイドルという存在は、なくてはならないものだとも思っています。私も女性アイドルは好きなので、「アイドル」という存在がなくなってしまうのは寂しいものです。でも、良い意味で、次から次へと新しいアイドルが出てくるのも事実です。新たなステージに進む為にも、偉い人がこのコラムを見ていたら、ぜひ採用してもらいたいものです(笑)

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