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【追悼】三浦春馬さん・・・

突然の訃報に驚きました。

まだ30歳。10代の頃から活躍し、高い歌唱力を生かして、歌手としても、ミュージカルでも幅広く活躍をしていました。

今夜は『コンフィデンスマンJP(ロマンス編)』が放送されます。主人公ダー子の元彼であり、結婚詐欺を生業にした優秀なコンフィデンスマン役を演じました。

来週には、『コンフィデンスマンJP(プリンセス編)』が公開されますが、今回も出演するということで、楽しみにしていました。
しかし、残念ながら、この作品が遺作となってしまうとは・・・、思いもよりませんでした。

自ら命を絶ったとのことですが、その理由や背景はわかりません。最近は、SNSでの誹謗中傷を苦に亡くなった木村花さんや、他にもアイドルで亡くなった方がいます。

三浦春馬さんが、なぜ死を選んだのかはわかりません。一部では、東出昌大さんの不倫に関して発言したことで、誹謗中傷もあったそうです。それが原因なのかはわかりませんが、止むに止まれぬ事情があったのでしょう。

その苦しみは、本人にしかわからず、どれだけ詮索をしても解決する訳でも、命が戻ってくる訳でもありません。それに、特別ファンという訳でもないですし、詳しい訳でもないので、せめて、三浦春馬さんの弔いになるような、思い出の作品を紹介したいと思います。


『14才の母』

2006年に放送された話題作『14歳の母』。志田未来さん演じる中学生の女の子の、思春期の恋愛と、妊娠してしまったこと、出産までを描いた描いた衝撃作品です。
三浦春馬さんは、そんな少女の相手役で、15歳の父になる少年役でした。

三浦春馬さんは当時16歳。志田未来さんも同じく役とほぼ同じ年齢で、とてもリアリティがあり、命の重さを考えさせるドラマでした。「愛するために生まれてきた」というキャッチコピーで、主題歌はMr.Childrenの『しるし』。ドラマも主題歌も話題となり、三浦春馬さんを一躍トップ俳優にする作品だったのではないでしょうか。

ただ、命を育むドラマに出演していながら、自ら命を絶ったというのは、何とも言えません。


『ブラッディマンディ』

2008年に放送された、三浦春馬さんが主演を務めた。サスペンスアクションドラマ。三浦春馬さんは、天才ハッカー・ファルコンとして、サイバーテロやウイルステロから国や地球を守る為に違法な力を発揮しました。

当時はかなりハマって観ていて、原作も読みました。ファルコン役が三浦春馬さんにとてもハマっており、今後の活躍を予感させる作品だと感じました。

ちなみに、主題歌を務めたのは、デビューしたばかりのflumpool。今日は、音楽の日に出演しましたが、こんなツイートを。

ちなみに、LIVEで城田優さんが、GReeeeNの『キセキ』を熱唱しましたが、目を赤らませ、涙ながらに歌う姿は胸にきました。

とても仲が良かったそうで、親友としても思うところが強かったと思います。

その後も、『リメンバー・ミー』を歌われていましたが、歌詞がもう・・・。涙を堪えながら歌うように見えましたが、私も泣けてきました。

リメンバー・ミー
お別れだけど
リメンバー・ミー
忘れないで
たとえ離れても心はひとつ
おまえを想い 唄うこの歌

しっかりと歌い上げた城田優さんは、とても立派でした。


改めて、自殺というのは、仮に自分を苦しみから解放するものだとしても、周りに苦しみを残す行為なんだと実感します。


三浦春馬大好きYOU

この報道を見たとき、真っ先に思い浮かんだのは、三浦春馬大好きな、ロシアのYOU姉妹です。YOUさんではありません。

「YOUは何しに日本へ?」で、三浦春馬が大好きで日本に来た、ロシアの姉妹に取材をしました。とにかく三浦春馬さんへの愛を訴え、その後は姉のクリスティーナさんは、日本に住むほどに。その3年後、番組が妹を日本に招待して、東京観光をプレゼントしました。

そして、3年前の放送を三浦春馬さんに観てもらい、三浦春馬さんもノリノリで、サプライズで会うという企画がありました。

東京タワーなど、観光している際も、ずっと隠れて追いかけて、記念写真にもこっそり見切れて映ったりしていました。三浦春馬さんのサービス精神や優しさは、好感度も上がったことでしょう。

そして、YOU姉妹の純粋な思いはとても美しく、三浦春馬さんに会えて喜んでいた姿に、こちらまで嬉しくなって感動するほどでした。

そんなYOU姉妹が、今回のことで、どれだけ心を痛めているでしょうか。後追いなんてしないでほしいと思いますが、その悲しみは計り知れません。あれだけ好きに思う人が亡くなる、更に言えば自殺したとなれば、私だったらしばらく立ち直れません。


自殺は自分勝手で無責任な行為

芸能人は、人気商売で、多くのファンや、死を悲しむ人がとても多くいます。もちろん、芸能人に限らず、誰にでも、死を悲しむ人はいます。
生きていれば、嫌なことや辛いことの方がきっと多いでしょう。一見華やかで、幸せそうに見えても、人それぞれ感じ方は違います。

三浦春馬さんも、自ら死を選んだ理由があったはずです。

宗教などでは、自殺をしたら地獄に落ちる、と言っていたり、地縛霊となって苦しみ続ける、と言っていたりして、抑止力にはなっていると思います。そうだとわかっていても、死にたくなるくらい落ち込むことは、誰にでもあると思います。

私も、本気で死にたいと思ったことがあるので、死にたいという気持ちは少なからずわかります。

それでも、死ぬということは、取り返しのつかないことなので、逃げることでもありません。「逃げるは恥だが役にたつ」というように、その前にできることがあったのではないかなぁと思います。追い込まれているときは、そんな余裕もないだろうし、衝動もあるのかもしれませんが、人生なんて、実は大したことはなく、壮大な暇つぶしなのかもしれません。

誰かを傷つけ、傷つけられたりすることはありますが、いつかはどうせ死ぬんだから、それまでは、嬉しいことも嫌なことも楽しめばいいと思っています。

自殺は、誰も幸せにしません。むしろ、大きな悲しみを残したり、新たな苦しみを生み出すものです。敢えていうなら、自殺は究極の自分勝手で無責任な行為なのかもしれません。


道楽に生きようよ

私は、道楽家として生きて、「道中を楽しむ」というスタンスで生きています。それでも、嫌なことも辛いこともそれなりにあります。でも、自分が生きる物語を面白くする要素であり、逃げたり無視したりもしながら、向きあえる時に向き合うようにしています。真面目だけど不真面目に生きています。

昔は、真面目過ぎたからこそ、ちょっとしたことで落ち込んだり、自己卑下をしたり、死にたくもなりました。その時には太刀打ちできない問題があっても、後から解き直すことはできます。

私も、以前打ちのめされたことを、今になって取り組んで、「せいをおかげに」にしています。死にたくなるくらい辛くても、「せいをおかげに」すれば、価値が逆転します。

少しでも、そんな風に思って生きてもらえたら、苦しみを乗り越える力になるかなぁと思います。

三浦春馬さんはもう戻ってきませんが、この行為を無駄にしないように、道楽に生きていきたいものです。

最後になりますが、謹んでご冥福をお祈りいたします。


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