ドラフト会議

運命のドラフト会議の結果は既に決まっている!?

本日、プロ野球のドラフト会議が行われましたね。興味のない方にとっては、どうでもいいものかも知れませんが、一人の人生を左右する重要な転換点となります。
果たして、どの球団が誰を引き当てるのか。甲子園で話題になった選手たちが、どの球団に進むのか。ファンにとってはとても見ものですよね。

このドラフト会議は、テレビ放送されるほど注目されるものですが、実は、誰がどの球団に行くのか決まっているのって知ってますか?

と言っても、八百長とかではありませんよ?かく言う私も、実際に誰がどの球団に行くのかを知っているわけでもありません。わかりやすい言葉で言えば「運命」と言う方がわかりやすいかも知れませんね。ただ、「運命論」で片付けたい訳でも片付けられるものでもありません。中にはプロ入りできない選手もいますし、希望の球団に行けず、人生の歯車が狂ってしまう選手もいます。

昔の話で言えば、「怪物・江川」は、巨人入りを希望するも、阪神が交渉権を引き当ててしまったため、プロ入りをせず、大学に進学し、その後阪神に入団をした直後に、巨人とトレードで入団すると言うことが物議を醸し出しました。
このことがあってから、ドラフトの選手の希望を蔑ろにすることが問題視され、ルールが変わったりしてきました。

まぁ、こう言うことを言いたい訳ではないのですが、仮にこういったいざこざがあっても、江川が巨人に行くと言うことは、実が決まっていたことなのです。

私は「歴史」が好きなのですが、「歴史」と言うものを見てみると、知り得る限り、「なるべくしてなった」と思えてなりません。もちろん、その時々には、色んなドラマがあったり、台本を書いている黒幕のような存在がいると言う事もあるかも知れません。しかし、それすらも決まっていた事なんだと思います。

何が言いたいのかと言うと、誰がどの球団に行くとかと言うことは、歴史の視点でみると、どうでもいいことなのです。もっと大事なことは、「その環境において、何を成したか」と言うことです。例えば、江川は結果的に巨人に行きましたが、おそらくどの球団に進んでも成功していたと思うのです。もしかしたら、もっと凄い結果を出していたかも知れません。

だから、どの球団に行くかと言うことは、実は大きな問題ではないのです。もちろん、当の本人からしてみたらそれは重要なことでしょうけど、「歴史」と言う視点で見てみたら、極論、どの球団に行くかと言うことは、どうでもいいことなのです。もっと言えば、たとえプロ入りできないとしても、「歴史」の視点でみると、それが「なるべくしてなった」ことだと思うのです。

「もし、たら、れば」と言う言葉は、意味がないですが、成功する人は、どこで何をやっても成功するものです。それは、与えられた環境で、今を真剣に行きた結果なのだと思います。

道は、どこにどう繋がっているのかは、進んで見なければわかりません。進みたい道も、進んではいけない道もあると思います。自分の力で切り拓かれる道も、不可抗力や半強制的に導かれる道もあります。最も大事なのは、足を踏み入れた道がどんな道であっても、どんな理由であれ選んだ自分を信じて進めるかどうかです。

夢も目標も必要で大事ですが、今も見ない者に未来はありません。「どの球団に行きたい」と言うのはある意味において、夢を実現するための「条件」に過ぎません。そういった「条件」がなければいけないようでは、本当の夢を実現することはできない、と私は思っています。

今回はちょっと変わった視点でお送りしてきましたが、どの道に進むかということは実は決まっていて、その道を如何にして進んで行くかと言うことこそが重要だと言うことが、「ドラフト会議」と言う一般的に言われる「運命の瞬間」から感じたことです。

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