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【映画】実写版 次元大介でどうしても許せなかった点

こんにちは。
しばらくアマプラ会員を外していたのでプライムビデオを見てなかったのですが、久々に戻したことをきっかけに、前から気になっていた“実写版 次元大介”を見ました。
結論、イマイチだったかな〜と...


次元じゃなくて良くね?


最近のリブート系の映画(特にジョーカー)で思うのですが、これジョーカーじゃなくて良くね?
可哀想な主人公アーサー君の没落物語でしかなく、やってる事はタクシードライバーの二番煎じだなぁと思った記憶があります。
僕の理想のジョーカー像がヒースレジャー版の様なナチュラルサイコなので、一般人がジョーカーになってしまうのはどうも解せない。


脱線しましたが感じた事は同様。
ただ前述と違う事は、前者はキャラ作りは良いが物語がダメ、今回は物語は(そこそこ)良いがキャラ作りはダメと逆な印象です。
物語は次元っぽい義理人情ある話にしようとしていたのでキャラさえ良ければカッコいい映画になったのではないかと惜しさを感じます。

では何が物足りないのか...


玉山鉄二が次元に合ってない

顔が丸い、体型が細身じゃない、声が高い。
ただのコスプレにしかなっておらず、シルエットで映した時に次元らしさを感じないのが最大のダメポイントだと思います。
自分を次元大介だと思い込んでいる一般人です。

これに通づるものがある


僕はマニアではないのですが(TVシリーズをパート1、4、5、6見ただけ)、次元大介の楽しみ方として彼のダンディズムを楽しむというのがあると思っています。

声の渋さ、タバコの吸う姿、高級時計(ゼニス A384は実写版も同様でしたね)など...

不健康そうで粗野だけど男らしいこだわりを貫く所に、男達のハートは釘付けになるのですが(あくまで女性には絶対にモテないと思われる)、前者の部分が表現出来ておらず次元としての魅力には欠ける印象を持ってしまいました。

小物の作り込みが甘い

映画の最後で分かる人はひっくり返る致命的なミスをしてしまいました。
それはアデルが次元に決闘を挑む際、45口径の弾丸をM19使いの次元に渡してしまった事です。

わからない人の為に分かりやすく言うと、iphoneユーザーにマイクロUSB端子の充電器を渡した様なもの、つまりはその弾丸は次元の銃に使えないよと言う事です。

普通の人は一切気にしない箇所ですが、わかる人は一発で分かる大ミスでした。
小物の細部の描写が細かいで有名なモンキーパンチの世界観を無視している様にも思えてしまい残念ポイントでした。

設定上S&W 1911系カスタムモデルだそうです
弾丸を取り出して次元に一発投げます
受け取った次元は...
なんとM19(357マグナム38口径)に詰めてしまいます
1911ではなくクーナン(1911系カスタム銃、357マグナム)説もありますが...
グリップの幅が劇中と大きく異なるので、劇中のは1911系でしょう
↑はキンバー(45口径)


今回は全体的に辛口評価となりました。
ルパンのアニメシリーズみて口直しをする事とします。
ゼニス欲しい...

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