ついついやりがちなインターン学生の面接

中途採用の面接、インターン面接に関わらず、
①会社説明と自己紹介
②志望動機の伺い
③経歴の伺い
という順に実施していた。

こうなると②③の時間が30分では足りず、1時間近くかかっているケースが多かった。

中途採用においては如何に魅力的な人材を誘えるか?という命題があり、そのため目指すビジョンや目標など、相手に興味を持ってもらうプレゼンが重要であると思う。

しかし学生においてこれを実施してしまうと、興味をかなり高い確率で持ってくれるが、肝心の学生の深掘り質問ができないまま面接が終わり、入社後に見えてない部分が分かってくる課題があった。

学生はそもそも就活や多くの経験を通して、これから言語化を進めていくため、深掘りしてあげないと本人も気づかない傾向や特徴が存在する。

創業者がやりがちな点として、自分の掲げる目標なビジョンに共感してくれると、ついつい面接相手が全てよく見えてくる。きっと努力して貢献してくれるはずだというバイアスを持ってしまう。

ゆえに学生さんの面接においては会社紹介は最小限にして、気になることは質問形式にしつつ、過去の経歴の深掘りに多くの時間を費やす事にした。

これが結果的によく、学生さんの思考の深さ、行動傾向、良い点、懸念点など予め理解しやすくなった。

またそれとは関係なく、一般入試以外の学生さんからの応募が多い。推薦入試、AO入試、指定校推薦に、インター出身と世の中いつからこんな推薦だらけになったんだと驚いた。

これは仮説であるが、推薦を狙う方々は事前準備が早く計画的であり、インターン経験にしろアルバイトにしろ、抑えるポイントを抑えていく印象だ。就活動き出すのもきっと早い。

一方で爆発力のある成果、変わった経歴、ユニークさの点においては一般入試勢の方が強い気がしている。(サンプル少ないので意見を聞いてみたい)

AO入試などはユニークな人材を求めているが、実際はきちんと計画的に準備した抜け目ない学生が利用しており、結果的にユニークではなく、抑えるところを抑えていくスタンプラリー人材を集めているのではないか。

そんな事を思いつつ、新しく入社するインターン学生には大いに期待し、若く新しい価値観を提供してくれることを楽しみにしている。

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