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45歳。看護師からニット職人になりました。


私は転職回数は多いほうだと思いますが
業種がガラッと変わるような
大きな転職は2回。

30歳で事務職から
看護師に転職したことと

45歳で看護師から
編み機でニットを作る
職人さんが集う会社に転職したことです。

30歳の時は
あまり悩まず、勢いで
転職しましたが

45歳の時は

45歳で受けられる求人って少ないな、
と思いましたし

今から異業種で
仕事覚えられるかな?
新人としてのお給料になるけど大丈夫かな?

など不安がたくさんありました。

そんな時に思ったことや
やってみたことを
お伝えしていきたいと思います。

私の転職歴

まずは今までの職歴をご紹介します。

アルバイトも入れると
収拾つかない感じなので
パート&正社員だったものについて
ザクっとまとめてみました。

・20歳頃 看護助手
(そういう専門学校に通ってたので)
・20代 靴販売
(アパレルやってみたくて)
・20代 外来助手兼秘書
(安定を求めて医療業界に戻る)
・28歳 看護学校入学&住み込み見習い
(更なる安定を求めて 笑)
・30歳頃 病棟勤務
・35歳頃 施設勤務
・38歳頃 クリニック勤務
・45歳 ニット制作、販売会社勤務
(憧れの会社が諦められなくて転職!)


特に転職が好きなわけではなく
なんなら
同じところに長くいたいと思うのですが

会社自体がなくなったり
結婚して引っ越ししたり
などなどの理由で
転職回数は結構多いデス。

28歳で学生に。金なし時間なしの社会人学生生活。

45歳の転職、の前に
もう一つの大きな転職

28歳で看護学校に入学し
看護師になった経緯について
書いておきたいと思います。

この時は割と勢いで行動していて
あまり悩みはしませんでしたが
多分
私の人生で一番忙しかった時期です。

もしかしたら
大人になってからの進学を検討している方に
役立つことがあるかもしれませんので
その時のことをまとめていきます。

子供の頃から看護師になりたかった、
なんてことは全然ないのですが

外来助手兼秘書として働いていた病院が
病棟を閉鎖することになり
残るか転職するか決めなくてはいけなくなって

そんな時
看護師さんたちが
スイスイと転職していく姿を見ていて

看護師って
めちゃくちゃ転職に強くないか⁈
と思ったんですね。

近くで仕事を見ていて
看護師という仕事に
ちょっと興味もあったし

ちょうどその頃
同い年の友人から
看護学校に行くことを検討している
という話を聞いて

なんか大変そうだけど
私も
ちょっと挑戦してみようかな、と
看護学校行きを決めました。



とは言え
働かないで何年も暮らせる貯金なんて
ないですし
というか
貯金なんてほとんどなくて

まず一年かけて
入学金だけは貯めよう、と
積み立て貯金を始めました。

あとは
学資ローンの手配をして
(当時28歳。お子さんの学費ですか?
とはよく聞かれた。笑)


住み込みで
働きながら通える病院を探しました。

住み込みだと
学費が援助してもらえるうえに
給料がもらえます。

ただ、自分の時間なんてないし
あくまで見習いの給料ですし
おすすめはしません。

そもそも、
今は住み込みは制度は
ない気がしますが……。

私の頃とは
学校の仕組みが大きく変わりましたので
多分時間的に難しくなったんじゃないかな。

ただ、
学資ローン以外にも
県から学費を
援助してもらえる制度がありました。

卒業後何年か県内にある
いくつかの指定の病院に勤務することが
条件でした。

県によって違いがあるかもしれませんが
学校行きたいけど
学費がない!
という場合は
調べてみると価値はあるかと思います。

あとは、受験勉強。
勉強なんて久しぶりすぎて
訳がわかりませんでしたが
看護学校の場合テキストがあるし

金銭的に余裕のある方は
受験のための学校に通うという
手もアリです。

私はテキストを買って
友人に教えてもらったりしながら
勉強しました。

あとは、受験する時に
高校の何かの書類が必要で

10年も前に卒業した高校に行って
手続きしてきました。
自分の卒業年とか担任の名前とか
色々うる覚えで大変でした^_^;

当時はまだ
ネット社会ではなかったですので
今みたいにサクサク検索は
できなくて
なんか地味に電話して
足を運んで
調べたり、手続きしていました。

入学してからは怒涛の5年間で
息をつく間もなく
看護師になりました。

働きながらの学校で
人生で一番忙しかったし、
人生で一番勉強したし、
とにかく大変だったけど

今思い返してみれば
楽しい5年間でした。

同級生のほとんどは一回り年下でしたが
それも楽しかった。

そこから約15年。
看護師として働いて

やっと
ベテランと言っても差し支えないかな?
と、思えるようになってきました。


45歳で全くの未経験の異業種へ転職。



看護師の仕事には慣れてきた頃
このままでは
もうキャリアアップすることはないな、と
思うようになりました。

結婚して病棟を離れて
外来のみのクリニックに勤務していましたが

その職場の環境では
今より上の立場にいくことはないだろうし
後進を指導することもない。
ということは、ほぼ確定でした。

その上、
患者さんに接するよりも
事務的な仕事をする時間が
年々増えていました。

人数の少ないクリニック勤務であれば
仕方のないことだと
頭ではわかりますが
どうしてもモチベーションが
あげられなかった。

かと言って
いまから病棟に戻れるかと言われると
ブランクがありすぎる……。

もう看護師はひと通りやったし
もし、チャンスがあるなら
もう一度何かに挑戦してみたい。

そんな考えが頭の中に
チラチラするようになりました。

年齢的に
転職できるのはギリギリかな、と思い
以前から憧れていた
ニットを作成する会社に
求人がないか電話してみましたが
求人はしていないという返答。

転職できるならどこでもいい、と
思っていたわけではなく
打ち込める仕事がしたい!と
思っていたので

興味の持てる仕事がないか探しましたが
田舎なので求人のバリエーションは
ほとんどないし
憧れの会社に勝るものは見つからず。

このまま転職することなく
なんとなく定年までいくのかな。
と思うようになりました。

その後しばらく
モヤモヤと過ごしていたのですが

ある日、
以前電話した会社の求人が出ていたと
友人が教えてくれたんです!

求人票には
年齢は35歳までと書いてありましたが
なんとか面接のチャンスをもらえないかと
職安に走りました。笑

結果、 
面接を受けさせてもらえらことになり
その後無事、採用となりました。


まとめ



実はまだ転職したばかり。

転職して良かったかどうか
評価するには早いと思いますが
今時点では
転職して良かった!と思っています。

転職前にやって良かったと思うことは

求人票の年齢を超えていたけど
面接してもらえないか確認したこと。

もちろん、
結果断られることもあるでしょうが
トライしてみる価値はあると思います。

あと、
周りの人に仕事を探していることを
伝えておくこと。

今回も転職活動中
何度も
周りの人から情報をもらいました。

興味がある業界や
受けたいと思っている会社について
周りの人に伝えておくのは
すごく大事だと思います。

不安材料であった
お給料については

ちょうど
家のローンを組むタイミングであったため
余計不安を感じていたんですが

何回も
毎月の支払いとか
諸々の必要経費を紙に書き出すことで
不安を解消することができました。

何年かキャリアがある立場から
新人になる訳で
お給料はもちろん減りましたが

生活できる範囲であるし

お給料が良い環境にいたって
ストレスを減らすために
お金を使ってしまうのでは意味がない。

お小遣い減っても
毎日楽しいと思える仕事をしたい
と思ったので
今の環境に満足しています。

もう一つの不安材料である
仕事を覚えられるかどうかは
やってみないとわからないし

そもそも転職しなくたって
新しい業務覚えなきゃならないし
年々記憶力は低下するのでしょうから
そこは考えても仕方ない。

工夫して覚えるしかないな、という
結論に至りました。

一般的には
転職がキビシイと言われる年齢ですし

本来なら
ある程度キャリアを積んでいて
それなりのポジションで
後進を育てていて

それが普通。
と、思うかもしれません。

でも
使い古された表現だけど

人生なんて人それぞれ。
何が正解かは
自分で決めていいんだと思います。

あ、でも失敗したら
戻れる可能性を作っておくことも
大事だと思います。

実際
戻れるかはわかんないけど。笑

辞める職場も
良好な人間関係にしておくことは
心の安心として
とても良い手段だと思います。

ウソついたり
媚び売って
いざという時戻れるように
関係を繋ごうとするんじゃなくて

最後までちゃんと
仕事して
残る人に配慮できたら
やりきったぞ、と思えて

自分の精神の安定にも良いし

今後も
お互い助け合えるような
人間関係が残せるんじゃないかな
という意味です。

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