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初めてのうつ病、気づいたこと。

ほのかです。今のところ4本記事をあげてみたのですが、自己紹介を除いて1番「スキ」をいただいているのがこちらの「アメリカ留学でうつ病になった話」(https://note.com/jolly_hawk500/n/nc970958ac5e5)という記事だったので、今日は自分がうつ病になってびっくりしたことを書いていこうかなあと思います。
精神疾患にかかるのは初めてだったので、大変さに毎日毎日驚いていて、気づいていない時から考えてかれこれ半年ほど経ったので、、ここで一旦赤裸々にまとめてみます‼️

今回は【なんでうつ病になったのか】ということよりも(こちらは上記で紹介した「アメリカ留学でうつ病になった話」で詳しく書きました)【うつ病になってどう変わったのか】にフォーカスを当てていきたいと思いますので、そこは把握おねがいします🫡

近くにうつ病の人がいて助けたいとか理解をしたい方に届いたり、当事者に「わかるわ〜」って思ってもらえたりしたら嬉しく思います。

⚠️センシティブな内容を含むので、ご注意ください⚠️


1.そもそも「うつ病」って何、?

まずこれですよね。ずっと「シンプルに気分が落ち込んじゃう病気」だと思っていたんですが、、
ある心療内科さんのサイト(https://www.fuseki-clinic.com/column/utsu.html)によると、「うつ病(気分障がい)は、脳内の神経伝達物質のアンバランスにより、気分や感情をうまく調節できなくなり、心身の不調が表れる病気です。」ということみたいです。
まあ要は、脳の病気なんですね。だから落ち込むだけじゃなくていろいろおかしくなるんですね😰(雑)
その【おかしくなること】の例を順番に書いていきますね。

2.アメリカで出てきた症状

1.過眠&食欲不振


まず朝起きれなくなったんです。学校に行かなきゃ!と頭ではわかっているけど、身体が起きられない。🥱
元々朝が苦手だったので怠惰が顔を出してきたかなあ?と思っていたんですが、その時とは違ってアラームをかけても次の日の服を着て寝て学校に行くんだと身体に意識させても何をしてもベッドに逆戻りしていたので、、これは脳の病気だったみたいですね。うつ病の始まり。
これが留学2ヶ月目の始まりくらいですかね、、、😰
10月の頭にfall breakって4日間おやすみがあって、ほんとはおでかけしようと思っていたんですけど気づいたらずっと寝ちゃっていて。身体が全く動かなかったです。余裕で半日は寝てたと思います。笑
そしてご飯が全然喉を通らないんですよ🤢 これは参っちゃいましたね。そんなんだから生理止まりました。

2.気持ちの変化

ちょうどfall breakが終わったくらいかな、よく言う「落ち込んじゃう」ってやつが顔を出してきました。😮‍💨
まず親に電話するときに「私頑張りたくないなもう」って言ってました。📞頑張れって突き返されてたんですけどね。笑
それからなんで私交換留学生に選ばれたのかなとか考えてましたし、「留学 病む」みたいな検索ばっかりしてました。🫠🫠🫠
そして自分の状況が良すぎることに戸惑っていたんです、というのも私10月の終わりにお誕生日があって🎂
お友達がわざわざケーキとごちそうを用意してお祝いしてくれて、それは心から本当に嬉しかったけど「なんでこんな出来損ないの私のお誕生日を、、」って思ってたんですね。それからお友達が旅行も誘ってくれて計画立ててたんですけど、「なんでこんな私と旅行に行きたいんだろうな」って思ってました。普通に喜べないんですよ、これは完全に拗らせてますね。笑 
そしてここで思った。「今んとこいい感じだし、ここで人生終わらせて大団円で幕閉じよう」希死念慮ですね。
そして11月のおそらく2週目。私は大学の屋上のビルから飛び降りようと窓を開けた瞬間に、、職員さんに見つかって精神病院に強制送還されました。もちろんdepression(うつ病)って言われましたし、そんなわけないから退院させろってめちゃめちゃ抵抗しましたが入院しろとも言われました。
今はちょっと落ち着いてるからわかるけどこれだけ証拠が揃ってたら絶対にdepressionです。笑

何日か入院しまして、めっちゃカウンセリングもしたんですけどうつ病になるのは初めてということなら私の希死念慮を生み出したアメリカで勉強するのは危険だよね〜てことで日本に帰ることになりました。😰

3.鬱スーパーMAX症状と入院の話。

お家に帰った、、んですけどしばらく生きた屍みたいな感じで過ごしてました。着替えるのもお風呂に入るのも、両親に言われるからやってるけどしんどくて。もちろんご飯も食べれないし、生理もこない。そんな中でも3年次から行われるゼミナールの面接はオンラインで受けることになってたから、それだけが心配で心配で夜も眠れない。アメリカであんなに寝てたのに。テレビを見ても面白くなくて、というか絶対に内容が頭に入ってこなくて寝落ちしてました。これを脳の病気と言わずしてなんというのか、、、、🧠
私はこの時期を「鬱スーパーMAX期」と自分の中で名付けてるんですけど、この時は完全に正常じゃないです。
一点に意識がいってて、日常生活の行動はできない。身体にも異常が出ている。そしてもちろん毎日毎日湧き上がる希死念慮。文面がもう地獄ですね。💦
この時期の思考は心配事と希死念慮でぐるぐるしてます。「死にたい」と「○○やらないと」しか口にしてなくて、日常生活が送れていなければ精神病院に行った方がいいのかなと思います、これはどこからどう見ても完全に鬱スーパーMAXなので。判断力全くないですよね。

家に帰ってから1週間足らず、「ゼミのことなんて考えたくない全部辞めたい、留学も途中帰国してるし私なんてもうダメもうやだ」と思いまして3階建ての自宅の、もちろん3階から飛び降りました。ということで入院です、日本の精神病院に。

【入院の話】

日本でもアメリカでも診断は同じ、うつ病でした。
人生を終わらせようとしたことがアメリカの精神病院のレポートでも怪我だらけの身体でも証明されてたので閉鎖病棟に入院することになりました。閉鎖病棟とは、自分一人では病院の外には一切出られない仕組みになっている場所の事で文字通り閉じ込められているんですね。なかなかすごくて個室の窓も絶対に開けられないです。物理的に、、だけならまだしも情報も遮断されているんですよ。スマホ禁止です。📱🙅🏻
そんなゆーっくり流れる時間の中で毎日ご飯を食べて、他の患者さんと遊んで(行動療法って言ってお絵描きしたり歌ったりゲームしたりするんですけど)生活しているとどういうわけか心が落ち着いてくるんですね。😌
ご飯も食べられるようになるし、本も読めるようになるし、テレビも見れるようになりました。☺️見なりも気になるようになるもんですよ。笑 私も1ヶ月半くらいでだんだんと落ち着いてきまして、クリスマスには退院できました。🎄

4.退院1ヶ月目。

1.心配事。

入院して完全によくなる、、なら素晴らしいんですけど心の病気ってそうはいかないんですね。🫠🫠🫠
とりあえず「健康に最低限必要な」身体的な部分は元に戻っても、心配事が多いとか疲れやすいとかそういうのは全然そのままです。心配事に関しては元々の自分の性格で心配しやすいこととよく関連している気がします。
私の場合、人からの見られ方とか評判を気にしやすいのでその辺がすごく不安でした。🤔
私、元々は人と話すのが本当に大好きな性格なんですけどお友達に会うのとか成人式とか、なんならお正月の親戚の集まりとかがすごく怖かったです。留学中ときたまインスタのストーリーを上げてしっかりその度にハイライトを更新していたもんで、それがパタリと途切れたから察されてるだろうなあとか鬱って言ったら「弱い」って陰で笑われるんだろうなとか。
後は退院間近の話なんですが、病院から出るのがすごく心配で。今まで触れていなかった、見ていなかった情報を整理することとか留学の報告書をなんて書いたらいいんだろうか、とか。その辺と向き合うのも怖かったです。

2.「うつ」がはがれる怖さ

変な言い方になるんですけど、ご飯も食べられるようになって生理もきて、眠れるようにもなって「うつ状態」から確実に抜けてきていることが怖かったです。なんか変な話、そうじゃなくなったら仕事とか勉強とかいろいろちゃんとやらなくちゃなのかな、まだ面倒臭いのにな、もっと休んでたいのになって思ってました。笑
それにきっとまた就活やらなんやらで人生が嫌になるだろうと思っていて、なんの為にとは言いませんが太いロープは用意してたし樹海への行き方はきちんと頭に入ってました。なかなか難しいもんなんですね。🤔
私の場合は留学前に働いていてお休みをもらっていたアルバイト先からありがたいことに「復帰して欲しい〜」と連絡が来まして、成人式後すぐくらいかな、そこから短時間から働いて日常のリズムが戻ってきました。
バイト先は塾と某ドーナツショップなんですが、どちらも環境が良くて好きな場所だったし何よりも仕事だから大して深い話になんてならないよな、という安心感が私を外に出してくれたというか、太陽を浴びて1日をスタートする生活に近づけてくれた気がします。☺️
これは私のケースなので、すぐに働けという話でもなければ外に出ろという説教でもないです。🫡
ただ、「うつのことを思い出さなくていい環境」というのが作れたり私みたいに運良くあったらしたらいいかなあと思いますし、そこは周りの人が駆り立てるものというよりは当事者のペースなのかなあと思います。


5.今、どう過ごしているか。

基本的に言うととっても元気です。今もこの記事を旅行先で書いているし、アルバイトもばりばりやっていますし簿記3級も取りました👍
ただまだまだ鬱の片鱗はありまして、身体が疲れやすいというか体力が病気になる前の半分くらいになってます。前までは旅行で1日歩き回る、なんて余裕だったのですが今はもうヘロヘロで宿に着いたらすぐ横になりたくなりますね。笑 風邪もひきやすくなったので、免疫が弱くなったんでしょうね。💦

あと、希死念慮は今全然ないもののやっぱりまだ心の奥底に自己肯定感の低さは住んでいるので、それゆえに人に迷惑をかけちゃうことはありますね😰

うつ病ってとにかく時間がかかって、当事者も支える人ももどかしいとは思うんですが、、、「脳の」病気なので精神科のプロと一緒に、医学の力を借りながらゆっくり進んでいくしかないのんだと思います。失われた神経伝達物質はなかなか元には戻らないみたいで🥲🥲🥲

⚠️センシティブゾーン⚠️

これまでは自分の気持ちとかうつ病の当事者ってこういう感じなんだよ、という話を赤裸々に書いてきました。
ここからは、、、支えてくれた人への愚痴というか不満になっちゃうので。傷ついてもいいから正しく当事者と向き合いたい方やガチ中のガチを知りたい人、ありきたりな話よりももっと深いところで共感したい人だけ読んでください。言葉が過激になってしまっています。😔
うつ病になった私を暖かく迎えて、病院の面会にも足繁く来てくれて私を見守り続けてくれている両親にちょっとだけ不満があったんです。😅

1.「元に戻って欲しい」は絶対言わないで

うつ病になるとやっぱり基本は、性格が暗くなるので。特に私みたいに活発でうるさいくらい外交的(に見えるだけ)な人間がうつ病、は受け入れられないとは思います。笑 でも。「元のあなたに一緒に戻ろう」は絶対にダメです。🙅‍♀️かける言葉がわからないなら黙って精神科に強制送還した方が後々ありがたいと思います。笑
当事者の私からすると、ドラマを楽しく見れないこととかご飯を美味しく食べれないことは全然最悪ですし死にたいなんて考えたくて考えてるんじゃない、自然現象で止められないんです。😔
それに「元に戻って」というのは、条件付きで好きということで(今回で言えば「明るい私が好き」)余計に悲しくなるので。笑 言わないであげてください。🙏

逆に元カレ(詳しくは「恋愛の話」という記事をぜひ!)と電話したときにもらった「純粋に私が心配だし、たくさん話していきたい」とまるっと受け入れてくれる言葉がありがたかったです。☺️ 嘘でも嬉しい。

2.「死んじゃダメ」は困っちゃう

本当にごめんなさい。そんなこと言われても死んだらまずいじゃん、それはその通りなんですけど。死にたいに集約されている気持ち=自分の周りの全部がダメだから人生丸ごとやめたいな、だと思います。
だから、一概に死んじゃダメっていうのはうつ病MAX期の場合解決策を勝手に閉じられた感じなんです😔🚪
だから、あくまでも「そっか死にたいか〜、でもなあ私はあんたが死ぬ前になんでそう思ったかだけは聞きたいわあー」的な感じでこう、なんていうのかな、一旦肯定してあげてください。笑
うつ病の時って、自分でも自分を肯定できないので誰かが肯定してあげるとちょっとだけ気持ちが変わるかな、と思います。☺️

3.日光浴びても元気にならないよ‼️

医学の力とか言ってたよね、セロトニンとかあったよね、、、て感じだとは思うんですけど。医学の力って魔法じゃないので、適切に使っていきましょう。笑
何度でも言いますがうつ病って「脳の」病気なので脳で作られるべき物質がうまく作られてなくて、それゆえにエネルギーが足りなくなっちゃってるわけです🥲
つまりこれは人体のバグです。ゲームのバグ直すのも時間かかりますよね、それと同じです。過激な言い方ですがセロトニンで戻ったらみんなすぐ治ると思います。
だから午前中寝てたら怒るとかダラダラしてたら外に出なさいって言うとか、そういうのはぜひ控えていただきたいな、と思います。☀️

すっごく重たい内容で長くなってしまいましたが、こんな感じです。お付き合いいただきありがとうございました😌




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