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#5 Good bye東京☆退職して3日後にカナダへ。そんなに焦らなくてよかったな

3月某日。ついに退職日を迎えた。職場のみんなから写真や花、プレゼントを貰った。結構ドライに接していたつもりだが、暖かいメッセージや意外なプレゼント達が嬉しかった。ありがとう会社。ありがとう同僚と上司。ありがとうどうしても心をひらけなかった同期達。

いえ〜〜い!

なんちゅう解放感!
退職した次の日すぐにネイルサロンに行った。仕事柄ネイルができないため念願のネイルアートをしてもらった。短すぎる爪に一生懸命ネイルをしてくれたネイリストさん。出来上がりをみてとてもウキウキウォッチンになった。

次は家の整理だ。ひとり暮らししていた家は2月で退去していた。3月の1ヶ月はシェアハウスに住んでいた。そのシェアハウスはアラサーの私以外20歳そこそこの若者達5〜6人で住んでいた。部屋のスペースは2〜3畳ほど。昔ながらの東京の古民家でリフォームして壁で仕切られているが、壁が薄いので隣の部屋の声は丸聞こえだった。洗濯機などの音も筒抜けで耳栓なしにはとても眠れなかった。

その中で2週間前くらいに入居してきた秋田から状況したての18歳の女の子と仲良くなった。素直でとても可愛かったので、お気に入りのボディークリームと自転車をその子にゆずった。1ヶ月だけ使った布団も管理人に譲りそのシェアハウスを後にした。
(いい経験だったが、この1ヶ月の共同生活の経験から今後東京でシェアハウスはしたくないと思った。)

出発前日は旧友の家に集まりお泊まりした。
社会人4・5年目にして私を含め旧友たちは同じタイミングで故郷に帰ったり、留学したりと東京から離れることになった。友人たちがいたから私の東京生活はめちゃくちゃに楽しかった。心をひらけない同期と一緒でも楽しく仕事をやってこれたのは彼女たちのおかげだ。深夜まで思い出話で盛り上がり、最後の日のひとときを惜しみながら眠りについた。

次の日正午の便だったため朝早く起き。成田空港に向かった。
友達のひとりが空港まで一緒についてきてくれた。チェックインを済ませ、友達と一緒にランチをした。出発時間になり最後に友達と泣きながらハグをして、登場ゲートの列に並んだ。
東京生活が終わる寂しさと、いよいよ一人っきりでの海外生活が始まるのだと留学のワクワクが入り混じって複雑な気持ちだった。

スーツケース2つにパンパンに入った荷物と夢を乗せて、搭乗ゲートをくぐり抜けた。

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