初めて海外旅行をしたのは2019年。大学の卒業旅行で韓国に行った時だ。
国家試験が終わり、自己採点も済ませ、ルンルン気分で女７名で韓国の釜山に行った。貧乏学生だったので船で行ける近くて安い海外旅行で韓国を選んだ。

みな初めての海外旅行だったので現地ガイドをお願いした。４０代くらいの韓国人のおばちゃんガイドだった。ガイドに案内されて市場やレストランに行ったので言葉に不自由しなかった。また冬のソナタ以降韓流ブームの日本では韓国旅行が流行していたため、観光地では日本語が話せる韓国人がたくさんいた。そのためか買い物などでほとんど言葉の壁は感じなかった。
そこで思ったことは「日本とあまり変わらないかも」だ。
釜山の街並みは日本の東京上野の雰囲気ととてもよく似ていた。
とはいえ堂々と売られている非製品のブランドバックや１０足１０００円のキャラクターの靴下が所狭しと陳列されている市場はとても刺激的だった。

とある夕飯どき、現地ガイドにつれられて焼肉レストランに行った。ニンニクが追加で欲しくなった私は「にんにく下さい」って韓国語でなんって言うんだっけ？と思いガイドに聞いた。てっきり注文してくれると思っていたが、ガイドは私に「マネウルちゅせよってきいてごらん」と注文を指示したのである。意を決して店員のおばちゃんに「マネウルちゅせよ」と注文した。「ねー（はい）」と返事が返ってきた。

通じた。。。嬉しい！

違う国の言語を使い、現地の人と会話する初めての経験はなんとも言えない楽しさがあった。

それ以外にもあかすりに行った時、待ち受けていた店員のおばちゃんがスケスケのネグリジェ姿だったときは思わず鼻水吹いてしまった。
「ちくび見えとる！」
私が小さい頃、私のおばあちゃんが上半身裸でおっぱいをたらしながら道を歩いていたときのことを思いだした。

異文化って面白い！この韓国旅行が今後私が海外旅行が好きになるきっかけだった。

それから社会人になって何ヵ国か海外旅行をするようになっていき、だんだんと海外留学に興味を持つようになるのである。