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ウィリーズワンダーランドが面白かったという話し


ケイジ分足りてますか?
最近はB級映画に出まくって、謎ダンスと目をひん剥く演技がイカしてるハリウッドの大スターです。
今回は呪われた遊園地にニコラスケイジを放り込むとどうなるかという映画のお話です。

あらすじ
イカしたカマロで田舎道を飛ばしていたケイジは不運にもタイヤがパンクし立ち往生。偶然通りかかった修理工に助けられます。しかしクレカもATMも使えない田舎町。修理代を払うためにケイジは提案された遊園地の清掃を一晩行う事に。
しかし、その遊園地はマスコットロボットが人を襲う恐怖の遊園地だった……

普通のホラー映画なら恐怖の一晩を過ごした後に無惨にも犠牲になるのがテンプレですが、主人公がニコラスケイジである時点でそうは行きません。
真面目に制服を着て清掃しているケイジに忍び寄り、襲い掛かるダチョウロボット。
しかしケイジは逆にフルボッコにした挙句、ロボット脊髄を引っこ抜く!
唸り声を上げるケイジ!飛び散るオイル!
この時、顔を傷つけられた事に気づいて笑顔になるケイジが最高です。

そして倒したガチョウを片付けて、返りオイルで汚れた制服を着替え、また黙々と清掃に戻ります。
ここまでがワンセット。以下この繰り返しで話は進んでいきます。
途中で犠牲者担当のバカな若者も登場しますが、ニコラスケイジは意に介しません。とゆーか一言も喋りません。
街の呪われた歴史も気にしません。
ただ黙々と清掃をし、休憩時間になったら謎のエナドリを飲みピンボールに興じます。
その一貫しすぎている行動に次第にロボットとニコラスケイジ、どっちがホラーかわからなくなってきます。
そしてちょいちょい差し込まれる挿入歌がやたらカッコよく、特にニコラスケイジがピンボールしながら踊るシーンに流れる曲が最高すぎる。

まさにポップコーンムービーでホラー要素も風味程度で気楽に見られる映画なので気晴らしに最適な映画、最後もスッキリ終わるのでおすすめです。
しかし、ニコラスケイジが目を剥いてくれなかったのでニコラス濃度は少し低いかも、そこに期待する人は要注意。


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