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されど、ちょんまげ

2022年から私の頭はちょんまげだった。

結ぶだけだからセットもないし。
新しい学童でも覚えてもらいやすい。
そんな理由で続けていたちょんまげ。

島内に近い髪型の人が現れると、あちこちで誤った情報が流れるちょんまげ。

「昨日Aコープいたよね?」
…それは私ではありません、すみません。


2023年の年末になって急に、
髪乾かすのが面倒だー
あと帽子かぶりたい!
突発的に断髪をおこなった。

そして翌年、今年の年明け。
なんだかソワソワ緊張しちゃったりしながら、タビノネ学童の子どもたちにお披露目。

「えー!!誰?!?!たーこー髪ない!!!」
「変なのー!!!」

やいのやいの笑い飛ばし、触ってくる。

たかがちょんまげでもすごい反響だなーなんて感心していた。

しかし、そんな中プイッと顔を背ける子がいた。

そして、その子は私の目を見てこう言った。

もうたーこーと遊ばない!!

私は吹き出してしまった。

驚き?嫌悪感?不安?ショック?なんだろう?
知ってる人が様変わりしてしまうの変化への拒絶反応。特に今回はキャラクターとして印象的だったちょんまげがなくなり、どこからどう見てもガラのよろしくない髭坊主になってしまう変化だったため、なおさら、か。

だけど「もう遊ばない!!!」と言われるなんて少しも思ってなかった…

この名言を受けて、周りの子たちはたーこーの坊主を確認しては「たーこーとは遊ばない!!」と言う遊びが少しの間流行した。

たかが、ちょんまげ

されど、ちょんまげ!!!

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