Colabo観戦雑記⑦なぜテレビで報道しない?

Colabo問題の報道の少なさ

 Colaboの住民監査請求で指示された再調査の結果がでるまであと少しとなりました。しかしながらテレビを中心としたマスコミがColabo問題に対して報道をすることはほぼありません。BS日テレで厚生労働大臣に聞いたくらいでしょうか?なぜこのように少ないのでしょうか?

どういう番組を作る必要があるか

 テレビで放送している番組はどのようなものを目指しているのかから考えていきたいと思います。
 NHKを除く民放各社は利益を上げる必要があります。その利益のほどんどは広告収入なので利益を上げるためには
目標① 視聴者をたくさん獲得すること
目標② スポンサーをたくさん獲得すること
が必要となります。
そして利益を度外視しても伝えたいこともあると思います。
そういう理念はあってしかるべきですし
右でも左でも多様な考え方があるのはとても良いことだと思います。
それを
目標③ 会社の方針
としたいと思います。
またColabo問題で考えているので報道番組やワイドショーなどを主に意識して考えて行きます。

目標① 視聴者の獲得

 視聴者をたくさん獲得するために必要な事は
a 人々が興味をもつもの内容にする
 これは報道番組であれば関心の高い内容やほかで報じていないスクープになると思います。
b 周囲から批判されない内容にする
 興味を引きすぎて炎上することも避ける必要があると思います。報道番組では誤報や偏向報道、クレームがたくさん入る過激な内容になると思います。

目標② スポンサーの獲得

スポンサーを獲得するために必要な事は視聴率の高い番組を作ることですがこのことは目標①とかぶるのでスポンサー絡みのみ考えていきます。
a スポンサーに直接利益となる内容を入れる
 番組に名前を入れたり、スポンサーの商品を使って番組を作ったりすることがあげられると思います。
b スポンサーに直接不利益となる内容を外す
 番組内の対抗メーカーのラベルを外したりモザイクかけたりして隠したりするが時々あるのはこういう理由からだと思います。(Colaboバスの写真でペットボトルのラベルが外されているのは別の理由だと信じたいです。)

目標③ 会社の方針

 会社の方針として伝える内容にどういう意図を入れるかはあると思います。(某テレビのキャスターが国葬絡みで語っていましたね。) 
a どういう内容で伝えるか
 物事のというのはいろいろな見方があります。それをどういう内容にして伝えるかというのはある意味各社の腕のみせどころでしょう。
b どういう内容を伝えないか 
 これは報道しない自由とも言われる事ですね。伝えないというのも各社の理念に含まれると思います。未成年で犯罪を犯した人の名前を報じるかどうかが話題になったりします。

Colabo問題の場合

 今までの事をColabo問題に当てはめてみましょう。
 Colabo問題は
 A 東京都若年被害女性等支援事業を委託されたColaboが (確定)
 B 公金の不正使用をしている             (再調査中)
 C それの背後にナニカがいて            (暇空さんの推定)
 D Colaboを含めWBPCは若年被害女性等支援事業を
  隠れ蓑にさらに公金から資金を得ようとしている   (暇空さんの推定)
問題だと思っています。

Colabo問題の場合 目標①視聴者の獲得

a 人々が興味をもつもの内容にする
b 周囲から批判されない内容にする
 twiterやyoutubeでこれだけ話題になっているので人々が興味を持っているのはたしかですが、この「人々」というのは「テレビをみている人々」になります。テレビをみている人々はデーター的にも印象的にも高齢者の方が多いのでこの問題が高齢者の興味が持ち、かつ批判をされない内容にするかどうかになります。

 A 東京都若年被害女性等支援事業を委託されたColaboが (確定)
というのは事業自体には賛同しかなく何にもツッコミどころはありません。

 B 公金の不正使用をしている可能性がある (再調査中)
については再調査中であり確定できていないためあまり面白可笑しく報道するとカウンダーが怖でしょう。ただ、公金のずさんな運用については興味を引くないようと思いますので2月28の結果次第では変わる可能性はあります。

 C それの背後にナニカがいて            (暇空さんの推定)
 D Colaboを含めWBPCは若年被害女性等支援事業を
  隠れ蓑にさらに公金から資金を得ようとしている   (暇空さんの推定)
についてはもっと証拠がなく、報道するのはさすがに無理でしょう。WBPCはまともに若年被害女性等支援事業をしようとしているようには見えませんが評価基準が難しく断定することは難しいとは思います。

Colabo問題の場合 目標②スポンサーの獲得

a スポンサーに直接利益となる内容を入れる
b スポンサーに直接不利益となる内容を外す
 企業は各慈善団体に寄付をしているのでどのように関係しているかは赤い羽根等を経由すると複雑になって掴みづらいかと思います。

 A 東京都若年被害女性等支援事業を委託されたColaboが (確定)
 C それの背後にナニカがいて            (暇空さんの推定)
についてはColaboにも各所から寄付金が入っているのでColabo批判をすることはもしかしたら関係があるかもしれませんが分かりません。

 B 公金の不正使用をしている可能性がある      (再調査中)
 D Colaboを含めWBPCは若年被害女性等支援事業を
  隠れ蓑にさらに公金から資金を得ようとしている   (暇空さんの推定)
住民監査請求の責任は「東京都」にあるのでの問題なのでスポンサーは関係ありません。住民監査請求が通った事を報道しないことにはスポンサーは関係ないでしょう。今後、再調査で不正とされた際に不自然にColaboを外して「東京都」批判を中心に報道がなされれば逆にColaboがスポンサーの何かと関連している証左になるのかもしれません。

Colabo問題の場合 目標③会社の方針

a どういう内容で伝えるか
b どういう内容を伝えないか 
 現時点で報道はほとんどされていないので積極的に突っ込んでいこうという姿勢の会社はないのでしょう。BS日テレが一番問題意識をもっているのでしょう。ただ、前述したように2月28日の結果待ちかもしれませんのでまだ何とも言えません。不確かな情報による報道は危険ですからね。(過去にはそういう報道はたくさんありますけどね)

今後の展開 

 今後は2月28日の結果次第で大きく変わると思います。再調査で不正があったかどうか、その文書が納得のいくものかどうか、そして再調査の結果をうけてもテレビは報道しないのか、とても注目しています。

 ここから先は再調査の結果を受けたテレビの対応の妄想です。
①再調査でColaboの会計が不正で返金を指示された。
 読売・産経系は大々的に報道し、Colaboのお粗末な会計報告とそれを許容した東京都への批判をする。毎日・朝日系は東京都のお粗末な対応にColaboは巻き込まれたのだというストーリーで報道する。
②再調査でColaboの会計が不正でないとされた。
 読売・産経系は少し報道する。毎日・朝日系はネット誹謗中傷の特集を組んで無職一般富裕オタク男性を晒上げる、が彼には肥料にしかならない。
③再調査でColaboの会計が不正でないとされたがその根拠が一般的には受けられないレベルであった。
 読売・産経系は東京都批判を行う。毎日・朝日系は東京都批判とネット誹謗中傷の特集を組んで無職一般富裕オタク男性を晒上げる、が彼には肥料にしかならない。

以上長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?