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ジョリーグッドのエンジニア発のイベントに迫る第二弾。機能の新しい価値を経営陣と議論する丸一日のワークショップとは

今回はジョリーグッドの開発部発信で生まれたイベントを深掘りするインタビュー第二弾です。開発部内と経営陣のプロダクトに関する機能の認知・理解の齟齬により非効率が生じていたという課題に対し、ワークショップという打ち手をとった佐々木さんに課題解決の実際と得られた成果についてうかがいます。

佐々木さんの詳しい経歴はこちらの記事をご参照ください。

組織が細分化され、メンバー間でプロダクトの理解度に差が生まれていた

ーワークショップをなぜ開催することになったのか、その背景にある課題からまずは教えてもらえますか。

開発部内と経営陣で、プロダクトにどのような機能が何のために実装されているのか?という認知が進んでいないことが課題としてありました。一部の経営陣や、その機能を作る開発メンバーは内容を把握できているものの、他のメンバーには認知されていない機能が多くあったのです。開発部内のチーム間でもお互いのチームが作っているものについて知らないことすらあり、チームの連携が取り切れていないまま開発を進めている状況でした。

開発部外、特に経営陣とのコミュニケーションを活発化するために、毎週経営陣と開発部とでプロダクト開発の方針や現状の課題について話し合う会議も設けてはいました。しかしながら、参加メンバーが機能の全容を把握できていないため、基本的な説明や前提の共有に時間を割くことが多く、本来進めたい議論が進まない状態が続いていました。その結果、十分に課題や解決策を深掘りすることができない状況でした。
ある程度は個別に説明することで対応してきましたが、それでもカバーし切れていなかったのが実情です。

ー課題が生じていた要因はなんだったのでしょう?

経営陣と開発部メンバー、また開発チーム間で接点を持つ機会が少なかったことが一因です。それによって、一人ひとりのエンジニアが何をやっているのか、どういうことを考えて、どのような機能を実装しているのか、別チームや経営陣に全然伝わっていなかったように思います。

丸1日を使ったプロダクト理解のためのワークショップを開催

ー課題解決の施策に思い至った経緯を教えてください。

機能の認知を広げるためにワークショップを企画しました。前述したように、個別説明のような機会も設けるなど他の手段での解決も試行していたものの、その都度その都度の場当たり的な説明になってしまい、全体像を伝えられておらず根本解決に至らなかったという経緯があります。開発部・経営陣が一堂に会し、まとまった時間でプロダクトの全機能を背景含めてしっかりと理解する機会が必要だと考え、ワークショップという方法を採用しました。

ーワークショップの具体的な内容を教えてください。

2023年2月から取組を開始し、これまで2回のワークショップを実施してきました。日常業務では利用していないセミナールームに経営陣と開発メンバー全員が集まり、1日かけてプロダクトについて理解を深めることが目的です。

流れとしては、まず開発部がプロダクトの画面や操作フロー、機能をまとめた資料を用意し、現状を説明します。それを踏まえて経営陣にハンズオンで機能を触ってもらい、隅々まで機能の内容を確認してもらいます。実際に触って理解した上で、機能について全員での議論に移ります。今後価値になりそうな機能がどのようなものか、現状の機能で必要なもの、除外すべきものは何かといった、よりプロダクトの芯に迫る議論を行うようにしています。
これを全機能に対して繰り返し行うというような流れです。

「こういう使い方もできる」機能の新しい価値を発掘

ー施策によってどんな成果が得られましたか?

会を通じて開発部内や経営陣の機能認知が進んだことで、毎週の定例会議の進行がスムーズになりました。また、「この機能はこういう使い方もできる」といった新しい使い方を発掘でき、それが事業計画、ひいては開発計画に反映されるなど、開発面へのポジティブな影響も実感しています。開発部内のチーム間においても、ワークショップを経て別のチームが担当している機能やプロダクトの理解が進みました。

ー施策を実施して個人的に得た学びがあれば教えてください。

今回セミナールームに場所を移し、日常業務から離れてしっかりと認識を合わせるという活動をしました。そのように目の前のことに集中できる環境はすごく重要だと実感しています。

一方で、1Dayのイベントを企画するのは初めてだったため、タイムスケジュールを組み、それに沿ってイベントを進行させることに戸惑いもありました。しかし、2回実施したことで相当スムーズに進められるようになったと実感しています。今後も社内外で大きめのイベントの開催を考えているため、経験を活かしていきたいと思います。

失敗を恐れずチャレンジし、良いプロダクトを

ーどんな価値観の人と一緒に働きたいと思いますか?

前回のコメントと近い部分もありますが、自身の開発領域にとどまらず、サービスをより良くするために積極的に動くことができる方、また社内プロセスに課題があったときに積極的に対処できる方と働きたいですね。ジョリーグッドは失敗に寛容な文化があるため、こうしたチャレンジも積極的に推奨されます。実際、社内全体を見てもそうした積極性を持った方が活躍している印象です。
ぜひ、ご応募お待ちしております。