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仕事の鍵を握る!自己PR術

専任大学職員は人気でありながら枠も少なく、激しい競争が繰り広げられています。採用人数は若干名に対し、300名〜1000名が普通に申し込みます。
そこから抜きん出るためにはどんな自己PRであるべきか、そのコツをお伝えします。

私自身、旅行会社から大学職員になり、何度も「不採用通知」を受け取ってきましたが、現在の私立大学で4大学めになります。2010年、キャリアカウンセラーの資格を取得した当時は学生募集を担当していましたが、その後キャリア支援に異動し効果的な自己PRや志望動機を模索していました。

業務では日頃から採用担当の方とお会いしますが、新卒案件のため、人柄の誠実性ややる気が求められ、転職とは全く異なっていました。また大学を訪れる企業の採用担当は、大学生を紹介して欲しい企業の状態です。そういった意味で、転職事情とは全く異なります。

何が必要か分かるまで時間を費やしましたが、本記事で解説するマーケティング視点を自己PRに加え、経験を整理し、自信を持って転職活動に挑んでいただきたいと思います。

ライバルを把握して対策を考える

大学に勤務していると、同じ大学の職員が新卒か転職か、結構みんな気にしますし、他大学の職員との交流時にも前職を話す傾向にあります。おそらくどんな経験をし、どんな能力がありそうか知りたいのでしょう。そして、より良い職場環境を目指して何か参考にできないか探るのです。大学職員というニッチな職種を目指すライバルは次の分類に分けられると考えられます。

ライバル① 現役大学職員

現役の職員が他大学の専任職員を希望することも十分あります。
それは、勤め先の大学の財務状況や教職員の関係性の悪化など、様々な理由が考えられます。また、契約職員(嘱託職員)としての期限切れや就業条件の好転を求めてのケースも多いです。こちらは所属大学から正社員化を求められることもありますし、他大学の公募情報を見て応募されたケースもあります。いずれにしても、経験者としては強力なライバルとなります。

ライバル② 大学の業者

日々大学を出入りする業者からの転職希望もあります。「夏休みは20日あって海外に行ってきた」とか、「定時で帰宅するから連絡できません」とか、大学の職員と会って話を聞いているとその環境がいかに恵まれているか、羨ましくなるはずです。

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