ジャンルレスイベントになぜ批判的なのか


以前YouTubeの対談でもご一緒させていただいた恭平さんもこんなツイートが発端です

僕は以前からバンドやアーティストのライブはジャンルをまとめてやるべきだと発信しておりまして、ここで恭平さんと意見が真っ二つに分かれた感じです。

先に言っておくと別にマウンティングしたいわけでも、自分の正しさを証明したいわけでもなくいち個人の意見として今回発信していきたいと思います。

なぜ反対なのか

お客さんの層やニーズがバラバラすぎて自分の顧客にしにくいから

因みに前提となる条件としては、あくまでプロを目指したい&集客をしたいと言う姿勢で活動している人限定の話になります

家で悶々と考えた結果、レストランを思い浮かべていただくのが1番手っ取り早いと思いました。

ジャンルレスイベントは大手レストランのチェーン店!?

ジャンルレスイベントはいわゆる多国籍料理屋さんで、そのジャンルで勝つとしたら殆どが巨大な資本力を持ったチェーン店になると思います。

おススメのファミレスの名前出してって言ったら大手しか出てこなくないですか?

チェーン店を音楽に置き換えると
メジャーアーティストが多数出てくる大型のフェスと言うことになります。

では何故多国籍料理で結果を出すことが難しいかと言えば、そのクオリティの水準が高く一定である事が条件になるからです。

資金面や演奏能力や作曲やパフォーマンスが発展途上のインディーバンドはこのクオリティという点で売りだすのは難しいと個人的には思っています。すげー頑張ってる人もいるけど、どうしてもトータルバランスが求められちゃうんですよね。。

だからジャンルレスの音楽イベントは知名度や
資金やノウハウのある大手でしか成功しにくい

その一方で小さいレストランも日本には無数にあります、どうやって生き残っているかと言えばターゲットや方向性を絞ってるから。

一品ごとの美味しさに偏りがあっても、イタリア料理とかお寿司屋さんとか特化する事で特定のお客さんがファンになるはず。

これってアーティストにも言える事だと思ってて、観る側も前もって好みにあったものだって分かった方が行きやすいんですよね。
「予測出来ない感じがライブの醍醐味!ライブ最高!」って人はゴリゴリに音楽好きなで尚且つインディーのライブに頻繁に行く人だけじゃね?

ジャンル特化で小さくとも成功してるのってアイドルとかビジュアル系な気がするんですよね。因みにここでいう成功というのは

**・着実にファンを掴む事

・着実に売り上げる事**

**多ジャンル系イベントに出た事

見た事があった上で感じた事**

ゴリゴリで圧倒されるビジュアル系
ラウドすぎて全てを飲み込むメタル系
エモ過ぎて世界に入りにくい下北系
ファンの熱量が凄すぎるアイドル系

彼らとの対バンになった時ってお客さんそのものの人種が違うんですよね。
因みにそれぞれの音楽性やファンを批判してるのではないので悪しからず。

こんな感じでうちは割とJ-POP寄りの音楽をやってるものですから、うちのファン層との乖離が凄くて、率直に言ってお互いに歩み寄るのはちょっと難しいかなって感じでした。
ジャンルにまとまりがあるっていうのは例えるなら車の中でシャッフルして聞いても違和感がない感じ。

だから恭平さんの意見で

・毎回一緒のメンツにできない
・出会いが拡がらない
・ジャンル以外にも繋がれるものはある

といった事があって、僕はジャンルレスで集まった人たちがwin-winになるよう歩みよるのはむずくね?って思ったわけです。むしろ歩み寄る必要がないと思ってます、勿論友達としてなら全然OK。

じゃあお前がそのやり方で結果出してみろ

本当にその通りで御座います。
って事で口だけでは何でも言えるので、僕自身がそれを裏付ける結果を数字として出していきたい。

とはいえ一辺倒の思考では頭が固くなるので、ジャンルレスのここがいい!って意見をTwitterで僕にぶつけて下さい。


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