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菊池雄星、岩手に巨大スポーツ施設。驚きのプロジェクトの概要。

メジャーリーグのトロント・ブルージェイズに所属する菊池雄星選手が、地元である岩手県の花巻市にスポーツのトレーニング施設を建設することが発表されました。いわゆるトレーニングセンターです。

その内容というのが驚愕。単なるトレーニングをするというだけじゃなく、シーズンオフなど選手がトレーニングに行ったときに全てがまかなえる施設であるのです。ブルペンがあり、バッティングゲージがある。それもトラックマンであったりハイスピードカメラなど先進的な機器が配備してある。ウェイト場もトレーニングジムのように器具が全て揃っていて、さらにサウナルームあり、ラウンジあるという。

談笑したりする場所や研究したりすることにも使用できて、常駐している指導者、バイオメカニクスの専門家やアナリストなどもいて、育成に関わっていくという、そんなシステムのようです。

そんな施設には4つのコンセプトがあり、これは菊池雄星選手が必要としたものばかり。これはナンバーウェブの記事にも書いているんですけど、昨シーズン、メジャーリーグで初めて2桁勝利を挙げた菊池選手を作り上げたものが、そこに存在する。

もともとは、自分の息子とキャッチボールするためや自分の練習場として作りたいということで企画がスタート。実際、日本の施設だとトレーニングしたり、キャッチボールする場所が違うところにあったりして移動しながら練習をやっていた。そんな苦労がないように同じ施設で全ての練習できるようなものに作り上げた。

まずは自分が練習するために作り上げたんですけど、プラス自分だけが良ければいいっていう発想ではなくて、プロ野球選手であったり、アマチュアの選手たちも使えて、さらに成長できるように制度設計したというわけ。

そのコンセプト作りというのがまさにビジネスに必要な考え方でもあるのだけど、自分の経験したことを網羅。菊池選手は高校時代から有名になり、プロ野球で活躍し、メジャーリーグで困難もありながら成長を遂げた。大谷翔平選手のようなすごく爆発的な活躍を見せるというタイプではないんだけれども、うまくいくことがあって、その後に挫折があって。またそれを乗り越えてっていう、本当に一般人が努力して挫折して成功してという、人生を体現してくれている選手なんですけれど、彼がその経験を通して伝えたいこと。言葉で伝えたいこともあるけど、そうやって自分がやってきてよかったものっていうものを施設のコンセプトに全て入れた。

https://www.youtube.com/watch?v=cbH2kSmU9XA


4つのコンセプトは、言葉にすると、physicalだったりmindだったりするわけですけど、mindというのがいかにも菊池雄星選手らしい。mindというのは要するに習慣化。これまで成功を収めてきた中で習慣化してきたことが力になったことをコンセプトに入れて施設を作ったんですよね。

彼が高校のときに苦労したり、プロ野球で苦労したり、メジャーで苦労したりいろんな苦労がある中でそれを乗り越えてきた。乗り越えてきた背景にあったものってこういうことやったから。こういう考え方だったから、こういう過ごし方をしたからなどたくさんあって全て網羅できる。僕はこうやってきたよっていう場所を作り上げて、やろうということです。やっぱりそういう場所って必要だなって思いました。

それぞれいろんな人がいるわけじゃないすか。いろんなアスリート、大谷翔平選手もそうだし、ダルビッシュ選手もそうだし、山本由伸選手もそうなんだけど、彼らまだもちろん成長過程であるものの、成長していく中でいろんな良いことと悪いこととあって、悪いことからいいことに変えてきた自分がいるわけじゃないすか。それらっていうのは全員に共通することではないかもしれないけれども、ただ、その考え方や、やってきたことを知るっていうことは非常に大事なことだと思うんですよ。


その成功したことっていうものを発表じゃないけど、世に残すというか、世に残す場所を作るというのは必要と思う。その人がそれを伝えればいいっていうのもあるんですけれども、そこにきたら、菊池雄星選手の足跡があってこれをたどっていけば成長できる。それぞれ個性が違うんで、菊池雄星選手にはならないんですけど、こういうふうな道をたどっていけば成功に近づけるんだっていうのがわかる。そんな場所なんですよね。

実際、大谷翔平選手がそうなんですよね。彼は菊池雄星選手の3歳下なんですけれども、実は大谷翔平選手って中学時代から有名だったものの、花巻東の監督は勧誘にほとんど行ってないんですよ。なぜ行ってないかっていうと菊池雄星選手が高校3年生のときに甲子園で準優勝して、岩手県が盛り上がった。その状況を大谷くんは知っているはずだから、花巻東選んでくれるだろうっていうのはあったんです。

大谷選手はまさにそうでね。こんな選手を輩出したチームで、僕は同じ練習をすれば、少なくとも同じ道をたどれるんじゃないかと。成功した人の道をたどっていくことで自分もって思って花巻東に入った彼自身も言ってるんですよね。つまり、菊池雄星選手は今まで自分がたどってきた道、それは高校だけの話じゃなくて、プロ野球、メジャーリーグで、こうやったらうまくいったなというものを全て世の中に出して、それがこの施設。


大谷が高校時代に寄せた進学理由



元旦にツイートしたんですけれど、誰かの成功が、日本の未来のプラスになると僕は思ってるんですよね。皆さんが成功されたことが、ビジネスの世界であれ、スポーツの世界であれ、教育界であれ、あると思うんですけど、そこで一花を咲かせる。

花を咲かせたことが一つ成功メソッドになり、一つの道しるべになってくると思うんです。そしてそれを真似ることだったり、真似てアレンジを加えることで、また次の人が出てくる。まずは成功することが大事なんですけど、そうやって、うまくいった背景を世の中に残していくって大事なこと。アスリートだったらそういう施設だったり施設のコンセプトだったりするのかななんてねいうふうに思います。

僕は記事を書く前に構想とかを全てインタビューさせてもらったんですけど、ここに行きたくなります。そういう物が世の中にもっともっと増えていってくれたら。そんなことを思いまして、今日は音声にしたためました。

▽今日はこちらの音声を書き起こしました。

▼音声配信 菊池雄星チャンネル stand.fm
(トレーニング方法 / 生活 / 野球)

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▼公式WEBサイト 菊池雄星

▼菊池雄星運営 スポーツ複合施設 K.O.H

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