見出し画像

野球界は変わる!

千葉ロッテ・佐々木朗希フィーバーがやまない。

28年ぶりに完全試合を達成したかと思えば、次も8回まで一人の打者も出さずに完全ペース。。。。

正直にいうと、この試合までの報道で「記録はどこまで続くか」という煽りが多く無茶振りがハンパないと思っていたんですよね。

それが、いやはや。。。

さらに、なんと、この試合で千葉ロッテベンチは佐々木投手を9回のマウンドには上げなかった。

球数が100球を超えていて、無理をさせるべきではないという判断でした。

これまでにもメジャーの世界ではよくあった。前の週にドジャースのカーショウ投手が7回完全でマウンドを降りている。日本勢でもダルビッシュが開幕戦で6回完全の状態で降板している。

まだシーズンは始まったばかりだし、まだまだこれから投げていく。大事なのはシーズンの勝負所でベストパフォーマンスが出せるかどうか。

それがアメリカだとは理解していた。

日本のプロ野球でも実現するとは。

ただ驚いたのはこの後だった。

賛否両論があったのだ。
今までだったら考えられないことだった。

賛成の意見はあっても、反対が圧倒的であったはず。それがまさに「賛否両論」だったのだ。

どちらが正しいかは、誰にもわからないだろうと思う。
未来になってみないと分からないし、何が正解かと特定することはできない。

しかし、この論調の変化にはただただ驚く。

佐々木朗希といえば、高校3年時、岩手大会決勝戦の登板を回避している。
準決勝との連投になること、大会の投球数がかさんでいたことで「故障する可能性が高い試合」と指揮官が判断しての英断だった。

当時は批判しかなかった。

日本野球協会医学部副会長の渡邊幹彦氏はこういった。

「高校野球の監督もプロフェッショナルな意識を持つ。結果を気にせずに過程を大事にする監督さんが出てきたなと思った」。

「甲子園は通過点です」

当時、こういった意見は少数派だったのだけど、今回は大きく違っていた。

この変化に、僕は野球界が新しいところへ向かい始めてきたのだなと改めて思った。

実は佐々木投手が完全試合を達成した時、僕は登板回避のことを匂わせるツイートした。

登板回避したから完全試合を達成したというのは強引だ。
しかし、プロ3年目にして高いパフォーマンスを発揮できるのは、高校時代の佐々木朗希に「傷がつかなかった」ことは紛れもない事実だろう。「完全試合を達成するだけのパフォーマンス」が発揮できたのは、怪我無く、プロへ送り込めたからだ。

しかし、このツイートの意見の中には「蒸し返すべきではない」という意見もあった。野球ファンならまだしも、僕に分からないように、完全試合と結びつけるのはナンセンスと拡散するジャーナリストがいた。

申し訳ないけど、野球界は変わってきています。

いつまでも古臭いところにいるのか、もう、そんな時代じゃない、新しいところに向かっているというところに気づかないと、大きな遅れを取ることになると思う。

今年の選抜甲子園では大阪桐蔭が圧倒的な力を見せて4回目の優勝を飾った。
しかし、その陰で、コンディショニングを気にして、エースの登板を極力少なくしようとした指導者が多くいたのも事実だった。

大阪桐蔭は相手エースと5イニング以上対峙したのは1回戦だけだったのだ。

甲子園が舞台でも、エースの登板を避けるようになった。
これを批判するものは誰もいない。

プロもアマも以前とは違うようになってきている。

野球界は変わる!

これからが楽しみだ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?