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大谷翔平が30本塁打&二桁勝利の陰で忘れられていること。

エンゼルスの大谷翔平選手が今季30本塁打目を放ちました。
投手をやりながら、移動がありながら、タフな選手だなと思います。
才能だけではなく、再現性を生み出せる、タフなところは彼の特出しているところかと思います。

絶対これはやると決めたらやる!
そこに強さがあり、いつも通りのプレーを生み出す礎になっているのであろうと思います。日常生活からグラウンドでの工程まで。徹底できるのはすごいなと思います。

そんな大谷翔平選手の活躍の陰で忘れられていることがあります。

日本人メジャーリーガーがかつてないほど苦労しているという点です。

今季初めにレッズに所属した秋山翔吾選手はメジャー登録枠を外れて、パドレスとマイナー契約。しかし、ここでも活躍することはできず、日本球界に復帰。広島カープで再スタートを切っています。

パイレーツとの1年契約に臨んだ筒香嘉智選手も、開幕から怪我に苦しみ、その影響で持ち味を発揮できず。故障者リストに入り、復帰したものの状態は上がらず8月にDFAとなりました。現在はブルージェイズのマイナー選手としてアピールの日々を送っています。

同じくブルージェイズの菊池雄星選手は、開幕から先発ローテーションをほぼ守ってきましたが、8月中旬からローテションを外れ中継ぎに回りました。4勝7敗で防御率は5点台。完全に期待を裏切っています。

レンジャーズの有原航平選手は、1年目のオフにDFAとなり、そこからマイナーでチームに残って、今季はメジャー昇格。勝利を挙げたことが立派でしたが、ここへきて先発から外れ、中継ぎに回りました。

レッドソックスの澤村拓一も、このほど、DFAとなりました。獲得する球団がなく、マイナーからの再出発を図っています。

元々のマイナーリーガーでは開幕時はブルージェイズに所属した加藤豪将はメジャーデビューを果たしたものの、DFAとなってメッツに移籍。メジャー昇格を果たしたもののDFAとなって、現在はマイナーでプレーしている。

ダイヤモンドバックスに所属した吉川峻平投手はスプリングトレーニング中に自由契約となり、現在は米の独立リーグに所属して研鑽の日々を送っています。

日本人選手にとって苦しいシーズンになっています。
TJ手術のリハビリ課程になる前田健太は置いといても、パドレスのダルビッシュ有、カブスの鈴木誠也がレギュラーとして活躍しているくらい。

選手たちは一生懸命頑張っていますし、マイナー降格や配置転換などにもしっかり応えようと必死にプレーしています。

ここで言いたいのは、「日本人選手活躍できてないな」ではなく、この現状を野球界が受け止めなければいけないということです。

これは現状の日本野球界の結果です。
選手が悪いのではなく、野球界に関わる指導の答えです。

「別にメジャーで活躍する選手を出すために指導をしているわけじゃない」

そういう意見の人もいるでしょう。
志の低い人です。

でも、教育とか人材育成って、子どもたちの能力を最大限に引き伸ばしてやることじゃないでしょうか。

世界各国はメジャーリーグを目指していて、日本の選手もメジャーに行きたいと言っている。甲子園で活躍した高松商の浅野翔吾選手の憧れは「アルトゥーベ」なんですよ。

そんな時代にあって、最高峰を目指すことは自然なんですね。

それが結果、今は、苦労している人間は多い。
野球界に問題はないか、育成という部分において見つめ直さないといけないんじゃないかと思うのです。

特に、メジャーを意識した取り組みをしていた、筒香嘉智選手や菊池雄星選手の苦しみには、いろいろ感じるところはあります。

もちろん、大谷翔平選手、ダルビッシュ選手の活躍は本当に喜ばしいことなんですけど、現状をしっかりと直視して見つめ直して行かなければと強く思います。

僕はこれまでにいろんな配信であったり、オンラインサロンであったり、育成をメインにした発信を続けてきています。

高校野球の舞台だけをみているだけでは飽き足らなかったのは事実ですが、高校野球からメジャーリーグを取材して思うのは、全て、アマチュア野球の過ごし方が結果として出るということです。

個人でどれだけのことをしてきたかを完全に知り得ることはできません。

しかし、アマチュア野球界が今、どんな状況かは知り得ることはできます。こういう結果がある中で、野球界がどういうふうに変わっていくべきかは、これから僕自身も考えて、発信していければと思います。サロンメンバーとともに!


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