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『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』を読みました。

世間では新NISAについていろいろと話題とされており、書店でもそれらの関連書籍が平積みされていたりしますね。

私自身は今まであまり「投資」については学ぶ機会がなく、投資を行うにしろ行わないにしろ実際にその関連の本は読んでおく方が良いだろうと思い、おそらく世界でも最も有名な投資に関する本の一つである本書を選んでみました。

要は「経済的自由を得るには、利益を生み出す資産となるものを買いなさい」「働いて得た勤労所得を、不労所得が得られる資産に投資しなさい」というのが本書の底を流れるメッセージです。

本書での資産とは主に下記のものを指しています。

1.自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
2.株
3.債券
4.収入を生む不動産
5.手形、借用証書
6.音楽、書籍などの著作権、特許権
7.その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など

もともと投資に対する積極性は西洋の方が高いのですが、これは西洋の文化である「労働は悪である」といったキリスト教的な考え方が根底にあるのではないかと思いました。ただ、それを差し引いても、投資に対するリテラシーは必要です。

とはいえ、投資は言うは易し行うは難しであるわけで…。投資を始めるのに一番大事なものって何だろう、と考えた時、やはり「度胸」なんだろうなとは思います。「損をしたらどうしよう」という恐怖心に打ち勝つことができるかどうか。恐怖心に打ち勝つことは大事、そのために学びを得ることも必要とも書かれていますが、確かにその通りであると思います。

いずれにせよ、お金が無い人はしなくてもよい喧嘩をし、生活に余裕がなくなれば心にも余裕がなくなります。結果、自分の人生の価値が下落してしまいますので、お金があることは悪いことではありません。

そのための資産戦略は長期戦で臨む必要があるわけで、できれば20代のうちに読んでおきたかった本でした。

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