友人の息子さんがウクレレを奏でながらうたう「想うた」を繰り返し聴きながら描いた。すてきな歌声。想いがいっぱい伝わってきた。

うたはいいなぁー。気持ちがいい。もし空気が音色の色に染まるのなら、想いうたは何色に見えるのだろう。絶対音感を持つ人がいるように音色が見える人がいたら聞いてみたい。

私は音色は見えないけど、気持ちよいメロディーを絵にすることはできる。想うたを聴きながら、親を想う気持ちを感じて、形を描き色を選び塗っていった。

今回はあまり描くのに迷わなかった。逆に体が楽になった。想うたを聴いていると、親を想う気持ちが私の中で再生され、体中を巡った。

そうして生まれた想絵。誰かを想うことは実は自分を大事に想うことかもしれない。また聴きたい、また描きたい。

画題『想絵』