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pink


24曲目位結構最近のイメージ。
フレーズだけは初期も初期、クラウディ作ってた頃にはもう既に出来ていた曲。

大人になって何度目の
春だろう日差しが眩しい

みたいな歌い出しで書いてた記憶。
もしかしたらどっかに初期の歌詞も残ってるかもやけど。

外で遊ぶ子供の声や電車の新入社員の革靴、、、眩しい、眩しすぎる。

学生の頃はあんなに一年毎にキラキラわくわくとしてたのに
社会に出てあんなにワクワクしなくなった。
羨んでるのか、なんなのか。

仮タイトルはずばりさくら。
いやさ、まぁ、うん。

j-popに桜という名のつく名曲があり過ぎるのを踏まえてのアンチテーゼというか。笑

あえて、さくら、にしてたけど、それにしては
弱い部分が沢山あり、B面感が拭えず。
テーマも春、以外の部分は不明瞭。

誰が聞きたいんだよ、こんな曲、感があってずっと寝かせていた。

てゆかそもそも
AメロBメロまでしか決まってなくて。笑

寝かせまくったけど、ライブを進めていく上で、
セットリストに組み込みたい感はあった。
特に春は。笑

大体湯気作ってた頃かな。
あえて名前は伏せるけど身近だったけど売れたバンド、(今は少し遠いがそのうち追いつく、気合い。)のフロントマンのインタビューとか読んでて、自分で考察なんかもして、
めちゃくちゃ作曲(特に作詞)の勉強になって、さくら(仮)で試してみようってなったわけです。

取り掛かった順番とかはもう覚えてないけれども、青空文庫で桜に関する話をいくつか読んで。

過去に読んだ話も勿論あったけど、世のポップソングより断然、桜の話には狂気性が強く出てるなと。
今でこそ始まりの春とされているけれど、
血と死の香りの方が断然するよなと。
咲いてる花よりアスファルトに散らばってるピンクの花びらの方が断然気になってしまう自分とか。

そこに気付いてから、直接的ではあるけど、
そういえば見てなかったな、と狂気の桜って映画を見たりして。

スクラップヘヴンというもともと好きな映画の成分もこの曲には入ってる気がするけども。

狂気→サイケ→pinkってなってからは早かった気がする。

大正文学感をそのまま出すのも良いのだけれど、
その雰囲気は残しつつ、pinkと横文字で入れる事で少しスタイリッシュになるかなと。

誰かにそこを褒められた事は無いけど大成功だと思っている。


まだnoteでは紹介していないけど、バンド時代のロスト、という曲があって。
一応夏の曲ではあるのだけど、サビに四季を歌う歌詞があり、
「桜はとうに散り果てて」から始まるので
メロディーとあいまって春の曲だと思われてる節があった。

ソロでその曲の代わりにセトリに組み込めるような曲が描きたいとも思っていたのもあって。
書いた。

ロストのサビのメロディーが出来た時はめちゃ感動したけど、、こっちのサビとちょっと似過ぎよな、と思って恐々作ってた記憶の方が濃い。笑

まぁ歌詞が違えば乗っかる感情も結果違って似てるとかつっこまれた事は無い。
気を遣われてるだけかもしれんけども。

後輩の演劇を1人で見に行った日の朝に確かメロディーと歌詞が同時に降りてきた気がする。
マクドナルドに入って制作用に録音した音源ずっと聞いてたな、そういや。


でもまさかサビ2回歌ってCメロ行ってサビに戻らんのかい!っていう構成になるとは自分でも思わんかった。
それに大サビに当たるはずの部分も
キーで言うと最初のサビの方が高いし変な曲よね。

てか、Cメロの音が多分1番高いはず。

最後にCメロを思いついて焦燥感が加わって自分でも思って無かった方向に曲が進化したんよな。
大サビのメロディーラインは違えど、結びの
メロディーは前半のサビと同じ
pink
で終わるのも思いついた時、よし。と思った。

寝かせてた時間はめちゃくちゃ長かったけど、
着手してからは良いスピード感でできた気がする。

狂気性と焦燥感、刹那と記憶、そして願い。

自分が間違ってて世の中が正しいのか
はたまたその逆なのか。
グラつくことなんてしょっちゅうで。
ただ一つ何かを掲げて抱えて大切にすれば
それで良いんじゃ無いかなって気持ちだったり。

いつまで受け身でいるつもりや。
さっさと埋めてしまえば掘り返すことなんていつでもできるから
自分で今を掴みにいけよ。
みたいな気持ちを最後に託したつもり。

過去に蓋をして次に進め。

もうすぐ春ですね。






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