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気まぐれ

手元の資料によると大体13番目に作られた曲みたいです。
BASQUIAT GRAYって3ピースバンドをやってた頃ですね。

この頃はこの頃で相当苦しかったんだと思う。
でも「雨上がり」という曲を作って、曲を作る事で気持ちがまぎれる、みたいな感覚を取り戻しかけてたところで。
バンドでできない表現を、みたいな気持ちも少し強かった。

最初は
仕事行きたくないとか、生きてるのしんどい、みたいな、ひたすらにネガティブを歌にしようと思ったけど、本質的に口下手だからかなぁ。
早めに語彙力が尽きた。笑

サビは
それまで早いテンポの曲があまりなくて、
むしろ、当時は書こうと思ってて書けなくて。笑
兎に角、気持ちだけスピードを求めたら、
ギター置いてけぼりで言葉を詰めるに至ったんだと思う。笑

いっときの感情で好きなだけ愚痴吐いてるみたいな感じして良いかもなぁと。
だから、サビの歌詞なんかは記憶がないくらいスッとかけたような気がする。


このコード進行って自分の中には無限に歌が作れる説が未だにあって。
好きなんでしょうね。
製作中もいっぱい浮かんでたから全部くっつけて
やろう、みたいな意気込みで、
きまぐれ、ってタイトルにしたけど、
歌詞の流れを気にしてたら
意外とまとまった構成になったなーと。

哀愁と酔っ払い感があるコード進行だと思ってるもんで、
そこにフォーカスしたら最後の「飲めない缶ビール〜」からの展開になったけど
このフレーズ作った時は我ながら冴えてるなぁと思った。
気分は酔いどれラッパー。
出来もしないラップ酒飲んでやってみたら意外とできた!みたいな。笑

まぁ、でも、最初のネガティブなんか、どっかにいっちゃってるんだよね、
この歌詞歌ってる時には。

落ち込んでるやつみるとかわいそうに思うけど、
前半の歌詞見てたらもはや可哀想過ぎて笑っちゃう感覚。
頑張ろうな、って、応援歌です。
え?そうなの?
これまた書きながら気づいたけど、そうです。笑


最近ね、自分より遥かに勉強ができて友達がいて
恋人がいてって大学生とか見て、
羨ましく感じてる自分がいて。
めちゃくちゃ恥ずかしいけど。

でも思ってしまうんよね。

所謂、世間一般のイメージする青春的な時間って過ごせてなかったような気がして。

ただ、もしかしたら、人が思ってるよりもその頃の自分は音楽に夢中だったのかなって。
だからこそ人前で音楽する時に輝けるのかなーと。
少しばかり思ったりもするんです。


一人で寂しい時とかにずっと聴いてたあの音楽がさ、
ライブ行ったら当たり前だけど沢山の人が、その曲を聞くために溢れてて。
拳突き上げたりしたりして。

あーゆー時間はさ、感動でしかないよね。


だから、
「孤独を肴に歌い飛ばそうぜ」って。


ここに記したのを機に
ライブでこの曲歌ったら、

みんなの孤独を叩き潰すかのような、
でっかいハンドクラップをよろしく。





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