ナラケン

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最近の記事

もう一旦「正論」も含めて、他者への攻撃やめましょうよ

もう止めましょうバカみたいじゃないか

    • 今更「ゴジラ-1」について考えてみた。

      「ゴジラ-1」を観た。はじめ映画のテーマは「生きる」と言う事と感じた。 それが、今は「生きてて欲しかった・・・」がテーマなのかなと。 山崎監督ユニバース作品と言って良いほど「三丁目の夕日」から吉岡秀隆さん。「アルキメデスの海戦」から浜辺美波さん。「永遠の0」からも、これを代表作とする俳優の方に出てもらった方が、山崎監督色が濃くなるのかなと。 そこで、当初は別の役者さんで主役を考えていたのでは?主人公はゼロ戦で航空技術の高い特攻兵。「永遠の0」と似通っている。 インタビュ

      • 「正欲」朝井リョウ著を読んで「無敵の人」の定義とはの話。

        私は多分マイノリティ側では無い。反社会的な人間では今現在無い。が、無敵の人ではある。 世間では正しい側にいて、もしかしたら明日を生きている事を前提として日々生きてきた。が、別に明日生きていたいと思えるほどの何かがあるのだろうかと言われればそんな事は無い。 日々生きづらさを感じ、生き地獄の様に感じている。ただ、生かされているだけ、なんなら生を強要されているとも感じる。 自分の死と明日自分が死んだことによって、その処理に迷惑を被る人間に申し訳ないと言う理由で死なないだけかも知れ

        • 「母と言う呪縛・娘と言う監獄」・齊藤彩氏著を読んでの感想。

          滋賀県の教育虐待の背景から行われた、母親を刺殺する事件の判決が、一審で懲役15年であったが、二審で懲役10年と結審したのは「司法の判例」にとって今後、親殺しのハードルを下げ、更に子の逃げ出す手段の拡充から消極性を促す判例になるのではと言う印象だった。 が、本書を読み切ったあとは、誰にもどうにも出来ず。加害者である、娘は母から虐待を受けた被害者であり、その他の母子関係に介入出来たのでは?と感じられる。父親や、娘が助けを求めた教師や祖母もこの母親から緩慢でありながらも被害を受け

        もう一旦「正論」も含めて、他者への攻撃やめましょうよ

          「邦画を見る意味」

          映画は大人一枚2000円である。(TOHOシネマズの価格)それを考えると、邦画を見る人は馬鹿だと、誰かが言っていた。(※誰かは不明。ひろゆきさんかと思って軽く検索してみたが、切り抜き等々でヒットしなかったので違うんだろう) 有名タイトルの洋画は監督が決まっても製作陣とソリが合わなければ降板することもあり、脚本もピクサーでは分業であり、複数人で行っておりストーリーの会議には敢えて、株主であるジョブズすら参加させなかったと言う程のこだわりである。 に対し、邦画は大手タレント事

          「邦画を見る意味」

          「運動脳」アンデシュ・ハンセン著・御舩 由美子(訳)を読んで

          話題になった「スマホ脳」の著者アンデシュ・ハンセン氏が書いた本書であるが。著者は「スマホ脳」から一貫して、情報過多のこの時代に必要なライフハックはデジタルデトックスである。説いているいるように、感じた。 そして、その無駄な情報を遮断するため取って変わるのが、運動であると主張しているのかなと言うのが私の感想である。 まず、現状世に溢れている、扇情的なコンテンツは本能に刺激を訴えており、意志によって抑圧できるものでは無いと言うのが大前提で、これらのコンテンツが以前このnote

          「運動脳」アンデシュ・ハンセン著・御舩 由美子(訳)を読んで

          「行動経済学が最強の学問である」を読んで。外国人によるボランティア詐欺はナッジしていたんだろうなと思った。

          私は資本主義が何なのか、そして、共産主義が何なのかが全くわかっていない。その上でそれらを包括した経済学と言う学問に心理学を加えた行動経済学の入門書と評される本書を読んでみて、とても楽しく行動経済学を学べた。と言うのが感想である。 まず、何故僕が経済学の基礎をしろうとしなかった言い訳として、まず、資本主義=競争を産むことで社会がよりよくなる。打って変って、社会主義が成長をストップさせると言う構造に懐疑的であるから。ぶっちゃけた話し、今の日本で自由にお金儲けしようとして、それが

          「行動経済学が最強の学問である」を読んで。外国人によるボランティア詐欺はナッジしていたんだろうなと思った。

          先生どうか皆の前でほめないで下さい。~いい子症候群の若者たち~から見る、「大人」の神格化

          私はZ世代では無く、いわゆるゆとり世代のアラサーである。だが、この文中に出てくる、いい子症候群の症例に当てはまり驚いた。 「施されても施しかえせない」「究極のしてもらい上手」「場を乱さないために演技をする」正直私だけが切れる持ち札だと思っていた、行動パターンが全て読まれていたなんて。 では、こっちも正直に話そうと思う、私は一番手軽で安パイな処世術だと思いこのカードを切っている。 「クールぶり」「筋は通すがこっちから、しかける事は無い」更に言えば本書で指摘されている(若者全

          先生どうか皆の前でほめないで下さい。~いい子症候群の若者たち~から見る、「大人」の神格化