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花屋という店舗の今後の在り方

近年、実店舗の有用性が見直しされています。とても勉強になった記事があるのでシェアします↓

東京の花屋さんと交流が増えるようになって、長野とは違っていろんな花屋さんがいるな〜と思いました。無店舗の花屋さんも当たり前のようにいるし、何かに特化している花屋さんも沢山いるし、地方とはやはりマーケットの違いによる店舗展開の違いがあります。


店舗の価値

そんな中、最所さんの記事にもあるようにリアル店舗の価値が見直されています。記事から引用させてもらうと、店舗は以下3つの機能に集約されます。

①販売機能(コマース)
②発見機能(メディア)
③体験機能(エクスペリエンス)

花屋さんもまさにそうですが、①と②を設計している店舗がほとんどです。しかし③についてはほとんど考えられていないのが実状ではないでしょうか?体験を売るという言葉ばかりが飛び交い、実際にそれを設計している花屋さんを見かけたことがありません。

また、店舗面積も限られていることから、①を重視すると③が機能しなくなる。でもそれだと今後は①も機能しなくなる。可能性はあります。

それはなぜか?


可処分時間という考え方

これだけ情報過多の時代。そして便利な時代。花も花屋さんに行かなくても購入できてしまいます。そうなると益々「花屋さんにわざわざ行く理由」が求められます。(男性は特にそうかも)

その時に「1日or数時間」をまとめて設計できるかどうか?って大事だと思います。ギフト用のお花が欲しい。という明確な理由がある時にはその必要がないかもしれないけど、それ以外で消費者の可処分時間をまとめて取ることができれば結果として花の消費を増やしていくことができるかもしれない。


花はコンテンツの1つ

そう考えた時に、それ以外のコンテンツの掛け算があると行きやすくなる。代表的なのが「花屋×カフェ」。とても親和性が高い2つの掛け算だと思う。でも飲食は本当にシビア。「何か」に長けていないと即取って代わられる。(短いながら立ち上げから店長を経験したので実感としてそう感じる)

言いたいことは、店舗の役割を明確にすること。そしてこれからの花屋の未来はひょっとしたら③の体験機能を尖らせていくこと、そのために①と②を徹底的に効率化させていくことにあるかもしれない。ということです。


またまた最所さんの記事の引用になるが、③体験機能を細分化すると

1. タッチ&トライ
2. フード&ステイ
3. コミュニケーション

この3つが考えられる。

となった時に花屋さんはコミュニケーションを重視していくことが一番取り組みやすいのかな?だとすると①販売&②発見は実店舗での面積を減らさないと実現できない。。。


今後実施していきたいこと

花屋さん向けにワークショップを定期的に開催していこうかなと考えています。

「花屋的サブスクサービス開発」

「花屋的リアル店舗の今後」

「花屋的働き方改革」 など

テーマを決めて最大でも20名程度の規模感で。

そこで「それスゲー!」「めっちゃいいね!」という解決策に至ることも大事だけど、それ以上にまずはその時間を作ることに価値があると思っています。何せ花屋さんは毎日時間に追われていて未来への時間投資が後回しになりがち。。。

だからこそ、月に数時間は確実にこの未来投資への時間を確保していただき、チームとして未来をデザインしていく時間を作れたらなと思っています。


PS:最所さんの記事を読んで花屋の未来に希望を持てました!ありがとうございます!