「イス軸法」にみる体性感覚と武術、呪いと崩し

https://note.com/isujikuho/n/nfd488c3e2c24

この頃、イス軸法というメソッドが人気だ。


イスからの立ち方だけで、身体のベースを整えるというもの。

たったの10秒ほどで、目に見えてかなり大きな効果がある。

スポーツ界隈では「リアル界王拳」なんて呼ばれたり。

開発者の西山創さんは、長年格闘技、武術を鍛錬しつつ、整体師としても活動し、

2つの観点から、多くの人が手軽に体を整え、人体の不思議と武道の神髄
を実感できる効果の大きいメソッドを完成させた。


私からも断言するが、これは詐欺でも催眠術でも勘違いでもなく、
身体感覚を伴った物理的な事実である。


ではなぜこのようなことが起こるのか?が、この記事の内容

まず、イス軸法に代表されるメソッドというのは、

開発者、創始者の言葉どおり

ニュートラルに近い
自然体で
パフォーマンスが発揮できる状態

に戻すことであって、何かを足すことではない。

つまり、ほとんどの人が、日常的に
何かが大きく崩れたまま生きている

ということを意味する。


崩れている原因は何か?

生活習慣
考え方
教育制度
核家族化
社会設計
文明の副作用
自然をおろそかにしたから
日本古来の文化が失われたから
戦後の政策

各々が、ポジショントークで原因を追究したように見せる。

だが、そのどれにも明確な反論があり、
多少の影響はあれども的を射るところまでいかない。

何より、これだけ簡単に調整できるほど
人体の大事な何かが明らかに崩れた状態ならば、
織り込まれなければ、崩れないような社会にとっくになっていなければ
「人が幸せになるため」という社会が掲げる題目にまるで辻褄が合わない。

いつものように直球の結論でいこう。

一言でいえば、この世界は

極めて狭い顕在意識ではうまくやっているようにみえても、

封印された水面下では

人と人が
お互いに
最も大事なものを
呪いあい
崩しあっている

からだ。

それが、軸の崩れとなり、態勢の崩れとなり、動きの崩れとなり、
臓器や肉体の崩れとなり、容姿の崩れとなり、
アクシデントや不運、病気にも繋がっていく

太古の昔から
呪いの総量は、あまり変わることがなく今日まで来ている。

数年前に様々な角度から指摘した
社会と人間の怨念に関する記事群 をみていただければ

この話と完全に繋がることだろう。

こういった真実を内包する優れたメソッドが
最終的に示すこと、経過はいつも一つだ。

→なぜ人間はこうも「崩れて」しまうのか?

→直しても直してもキリがない。

→人が崩れる本当の要因は何だろう?

→心技体の崩れはいつ起こるのか?

→癖・トラウマ・記憶・習慣 の問題とのつながり

→無意識・心霊・スピリチュアル・宗教などなんでもいいが
水面下における次元上位力学の存在へ関心が向かう

→目に見えて、再現可能性が高く、万人が納得できるような表層事象とは
上位次元の力学の辻褄を合わせているだけにすぎない


さあどうする?ここで2つの道がある


①→さらに探求を進めるが、万人が納得できなかったり、探求者の思い込みの世界に入る

②→割り切って、受け入れられるものだけにそぎ落とし、大衆宗教や大衆武道、大衆教養、大衆スポーツとなり形骸化したものが残る


この繰り返しだ。

もういい加減、問題の芯を見たらどうだろう?

ややこしく考える必要とか

社会を無理に肯定したり、人間を無理に肯定しようとするから

うさんくさくなったりお蔵入りするのだよ。

人間の真の可能性を信じてもいい。俺も信じている。

善の部分を信じてもいい。俺も信じている。


でも人間がやっていることは圧倒的に邪の割合が多いのだよ。
問題の核心はどこまでいっても、崩しあいであり呪いあいなんだよ。
呪われた者が、立ち直れずに呪う連鎖できている。

それを薄めるのは「新しい命」しかない という悲惨な状況

すべての問題はそこから生まれていて、

おそらく、それを生まないことが何よりの善行なんだよ。

人生を修行という観点でみたら、武道をやっていようがいまいが、

毎日100人組手、
ありとあらゆる外力への対応

意識と行為
主体的かどうかは違えど、
結局同じことをしているということでもあるね。


ただ、そう言いながら人を呪って崩す理由にはならんことをすべての罪人は心得て生きよ。







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