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【体験談】HSKK(漢語水平口語考試)初級を受けた話

 中国語の2大検定試験と言えば、国産の中国語検定(中検)と中国政府公認のHSK(漢語水平考試)ですよね。HSKにはスピーキング試験がないため、それを補う形で設けられているのが、今回私が受験したHSKKになります。
 残念ながらマイナーな試験で情報も少ないのが現状です。受験の光景がイメージ出来ないのって、余計なプレッシャーになりますよね。私の体験を共有しますので、お役に立てれば幸いです。

会場の雰囲気

 私が受けた時(東京)は100名程度は優に入れる会議室で行われました。例えると、小学校の体育館半分くらいでしょうか。
 3人用の長机が並んでいて、一席開けて2人で使用しました。受験者の間に仕切りはありませんでした。
 私の受けた初級は、受験が授業の一環となっているためか、学生の方が多かったです。アラサー…いやアラフォーに近い私としてはこの時点で謎のプレッシャーを感じました。

試験方法

 面接官と対話する英検等とは異なり、各自配布されるICレコーダーに回答を吹き込む形になります。ICレコーダーの操作方法については開始前にしっかり説明がありますので、記録出来ていなかったり、誤って削除してしまったりして不合格というのはないのかなという印象です。

試験本番

 試験は、基本的に中央のスピーカーから問題文が放送され、受験者が一斉に答える形になります。個人的に、この部分を事前に知っているか否かで結果が大きく左右されると思います。
 というのも、周りの声で自分の回答が吹っ飛んでしまったり釣られたり、のんびりしているとシーンとした中(何故か皆さん回答が速い!)一人でスピーチしている形になってしまったりと、平常心が乱れて試験どころではなくなるためです。

 聞いた内容をそのまま答える第一部分、聞かれたことを答える(何色が好きですか?等)第二部分はオンライン中国語レッスンで何度も練習していたので、正直余裕で合格できるつもりだったのですが、こうした会場の実態を知らなかったために一気に厳しい戦いを強いられました。
 そのため、これから受験される方は
(1)自分の回答に集中する必要があること
(2)与えられた回答時間よりも早めに答える癖をつけておくこと
この2点を注意しておくと、精神攻撃にスコアを脅かされるリスクが減らせるのかなぁと思います。

 ちなみに、私は合格点(60点)ギリギリで突破出来てました。試験後は完全に駄目だったと思ってヤケになっていたんですけどね…。

 以上になります。何かしら皆様のお役に立つものがあったら幸いです。
 ご覧頂きましてありがとうございました!

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