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転職は職場を変えるだけじゃない。行かないと得られない資格を得ることも含まれるだろ?


エリートといわれる日々


皆さん、京都大学大学院と聞けば、何を思い浮かべますか?
エリート 学者の卵 官僚候補・・・いろいろなことを想像すると思います。

私自身も実際に通っている中で、いずれ自分は、学者を目指して勉強と研究を進めていき、企業に行ったり、これからの未来ある子供のために教員になったり、国のために頑張る官僚になったりするんだろうなと思いながら、日々、勉強と研究を進めていました。とくに、京大の大学院生は学生というよりも研究者として扱われているのでないかと実感するほど、いろいろな方との交流する機会がありました。しかし、ある時、気が付いたのです。一般企業や公務員になったら、定年退職っていう未来しか見えない・・・。
どれだけ頑張っても定年退職しか見えないのだったら、自分で起業して一生現役で幕を閉じるほうがいいのではないかと思ったのが起用する勇気はない。そこで、わたしが思い立ったのが、医者か歯医者になるという選択です。医者か歯医者になってしまえば、一生現役で幕を閉じることができるのではないかと考えました。

医者・歯医者になるための大きな関門


これから進学しようと思ってもそこに大きな問題点がありました。それは、学費・生活費の工面と難易度の高さです。今はバイトと研究をしていけば、なんとか食べていくことができます。しかし、私立の学校に行くには、学費がかかりすぎてしまい、生活ができるとは思えない。つまり、現実的ではない。となると学費が今の状態と変わらない、国公立の医学部医学科・歯学部歯学科を狙っていくしかないのが現状でした。
そして、国立大学の医学部と歯学部における偏差値を見てみると、やはり高い。やはり、一番の難敵は、テストをクリアすることであると感じました(下の資料を参照)。しかし、一度受験勉強をクリアしているからこそ、過去の失敗などを生かして、自分なりのメソッドで合格に近づけるのではないかと思い。受験勉強を始めました。

受験勉強の途中で感じたこと


研究と並行して受験勉強を進めていく中で、少しずつ違和感を覚えていきました。その違和感の正体は、「いままで、一生懸命勉強し、研究したことが全く生かされないのか・・・」といった感情でした。研究者の卵として一生懸命活動してきたことが水の泡のようになってしまうのは、少し悲しいなぁと思う気持ちがわいてきました。そこで、今の自分の専門性を少しでも生かすことができないか?と思い調べていくと、1つだけ方法がありました。それが、編入試験を受けることです。編入試験では、これまでに自分が行ってきたことも評価の対象になります。これまでの学びが武器となって、なおかつ、ほかの人には特に、受験生にはないものを大学にアピールすることができると思い、編入試験を受けることにしました。

編入試験を受ける

編入試験では、これまでにどのような研究を行ってきたのかを自己をアピールする書類として大学に提出し、その書類の内容と英語(科学的な内容を問う)、小論文、面接で合否が決まります。これまでに獲得したものを存分に生かした文章を作り上げ、面接の練習をして、試験に挑みました。英語の文章は正直そこまで難しくなく、正直受験者も合格者が数人程度の中、3~40人ほど受けていたので、正直差が出ないと感じました。だからこそ自分の専門性を存分に発揮したら合格できると確信しました。

編入試験の結果


運命の合格発表・・・
結果は無事合格しました。そして、編入試験を受けるにあたって、歯ぎしりの原因はいまだわかっていないことが多いこと、歯を大切にする運動が徐々に浸透していることを学びました。これまでは、未来を拓けるための受験でしたが、受験勉強をしていく中で、徐々に、まだ明らかになっていないことを明らかにしていきたい、であったり、人生100年といわれる中で、歯の重要性はますます高まっていくなかで、「これからの社会をつくる人々にとって歯科医師として何ができるのか」という新しい問が出てきました。
この、新しい問をこれから5年(2年次編入なので)学生をしていくにあたってのクリアしたい問として掲げ、全力で学業に励み、この記事を読んでくださった皆様やそれ以外の皆様の健康を口腔という分野からではありますが、サポートしていけたらいいと思っています。


新しいことにチャレンジするのも転職


これからは、新たに生まれた問の答えを見つけるために全力で取り組んでいきたいと思っています。
以上
職業を変えるにあたって、研究者→歯科医師というイレギュラーな転職ではありますが、これまで培ってきたことを生かして、新らしいことにチャレンジすることも転職の一つだという私見を述べて締めくくりたいと思います。



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