よっち

子どもの頃から、脚本を書きたくてしょうがなかった者です。 今では普通の子持ち主婦ですが…

よっち

子どもの頃から、脚本を書きたくてしょうがなかった者です。 今では普通の子持ち主婦ですが、創作をしたいという気持ちはいつも変わらずに持ち続けています!

最近の記事

迷う女

登場人物: 実花(28)…高校教師 知子(28)…実花の友人 ○居酒屋・中・夜 客で賑わう店内。 テーブル席で実花(28)と知子(28)が二人で飲んでいる。 知子「生徒から告白された!?」 実花「うん」 知子「詳しく話してよ」 実花「この間、うちの高校で卒業式があったでしょ」 知子「あったね」 実花「その次の日に、学校から帰宅するときに駅で私が顧問をしている部活の卒業生で、平岡君っていう男の子から声をかけられたの」 知子「なにそれ、実花のことを待ち伏せていたってこと?」

    • クロスワードパズル

      ◯登場人物 真理子(55) 芙美(76) 田んぼが広がる片田舎にある一軒家。 縁側に隣接した畳敷きの部屋から外に広がる田んぼを眺める真理子。 芙美、お盆のお茶を真理子の前のテーブルに置く。 芙美「はいお茶よ」 真理子「ありがとう、お母さん」 芙美「奈緒ちゃんの様子はどうだったの?」 真理子「足の怪我は大分よくなっているみたい…。もう少しで松葉杖なしで歩けるようになるって」 芙美「よかったじゃない」  真理子「でも、まだ精神的にショックを引きずっているみたいで、全然私と話し

      • 就職面接

        登場人物 角田…面接官 丸山…就活生 面接をしている角田と丸山。 角田「丸山さんが考える自分の長所とは何だね?」 丸山「(かなり緊張した様子)私の長所は…怖がりなほど慎重なことでしょうか」 角田「(横柄な態度)怖がりなほどに慎重?  (小馬鹿にした笑い)それが弊社で働く上でどんな利益をもたらすのかね?」 丸山「……(少しうつむき加減で黙る)」 角田「……どうしたんだね?」 丸山「…あの(泣き出しそうな顔)、私採用試験を辞退させていただきます」 角田「突然どうしたんだね?」

        • 【短い脚本】引退発表

          ●登場人物  長澤宏…有名映画監督  阿久津…記者 阿久津「長澤監督、今回重大な発表があると のことですが、どのような発表かお聞か せ頂けますでしょうか?」 長澤「…実は私、長澤宏は次回作『あけぼの に想う』をもって引退することを決意致し ました」 阿久津「(全く驚かずに)そうですか。それでは、次回の作品は監督人生のとりあえずの 集大成ということになりますね」 長澤「……」 阿久津「次回作はどのようなテーマを描く予 定ですか?」 長澤「……」 阿久津「監督、次の作品のテーマ

          猫の行く先

          初めて自分で音声編集して作った朗読劇です。猫のもらい先をめぐる女性と少年の心の葛藤を描いています。 初めてなので音声編集はかなり雑で、クオリティが低いです。ご了承ください。 声の出演 太一・・・はねパン チカ・・・よっち BGM:甘茶の音楽工房 http://amachamusic.chagashi.com/ エンディング曲:BGMer  http://bgmer.net

          猫の行く先

          猫の行く先

          これからやりたいこと

          私は昔から物語を書く人になりたいと思っていました。そう思ったきっかけは特には思い当たらないのですが、とにかく小さい頃から本能レベルでそうならなければならないと感じていました。 そんな思いに突き動かされて、物語の書き方を習うためにスクールに行き、ちょっとした市民サークルの舞台で脚本を上演する機会に恵まれもしましたが、例の感染症騒ぎのせいで数年創作活動ができない状態になってしまいました。最近、徐々に感染症による妙な制限も緩和されていっていますが、まだ完全に元の社会に戻っていない

          これからやりたいこと