未来を語る日本農業史 世界のなかの日本ー野田公夫

農地に関する歴史を勉強しようとググってをポチッとしました。

本書はまず日本農業の個性を「中耕除草農業」と定義し,農地に限らず,「土地」利用,農地の「利用」,農地の「所有」,「農民・百姓」論,「農業共同システム」,「戦争と農業」,「農地改革」,「地域資源」,「二次自然」といった視点で,近世から近現代までの歴史をコンパクトにまとめたものです。
その上で,「今」を考え,未来の日本農業の方向性を考えませんか,といった問いかけがあると思います。
私自身が「慣行農業」と思っているものや,所与のものと思っている「農地」,「農業委員会」,「農協」などを捉え直す良い機会になりました。
金肥導入以前の農業と土地の利用を考えた時,これからは過去の知恵を現代に取り込んで,アップデートした日本農業を目指すべきだと思います。
KLARIとしてもオルタナティブな農業を模索したいと思います。

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