自分の技に酔ってしまうバーテンダーの想像力の欠如〜未完成なマスターの仕事術④
いきなりだが問題を1つ提示する。
『ウイスキーをオンザロックで』
かなり前だが、北海道のホテルのバーで私が注文の時に言ったセリフだ。
バーコートを着たバーテンダーは颯爽と作りはじめた。
氷の入ったロックグラスにウイスキーを注ぐ。
バースプーンを入れ、しばらくの間くるくるくるくると掻き回す。
『お待たせしました。
ウイスキーのオンザロックでございます。』
私の目の前にグラスが置かれた。
ここで終了。
と、ここで問題だ。このバーテンダーの行動は正しかったのか否か。
まずはその2択を考えて欲しい、そして次にどちらを選んでもいいので、選んだ理由を考えて欲しい。
この記事を購入するまでに考えて、答え合わせをしてほしい。
ただ断っておくが、これから私の言う答えが正しいかどうかは、それぞれで判断してほしい。
一応、私が掲げる問題としての答えは決めてある。それを踏まえた上で、それぞれが自分なりの正解を見つけてほしい。
この注文が来たとき、あなたならどう作るか?
ヒントは、『バーテンダーは想像力が大切である』
なお、ここではウイスキーの銘柄に関しては何でも良い、自分の好きなもので想像してほしい。
さぁ、お考えいただけただろうか。
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