痔を患ってしまった件
10月上旬の話です。
なんかお尻に違和感がある。
そう思って恐る恐る確認してみると、入り口に大きなイボが出来ていたのです。
発覚した時はまだ痛みはありませんでした。
その日は会社の大事な報告があり、数人の前で発表する日でした。
その時はまだ大丈夫でしたが、発表が終わってしばらくすると痛みが出てきたのです。
発表後、部署仲間と焼肉に行く予定だったのですが、それもとてもいける状態ではなくやむなく欠席しました。
立ってるだけでも痛く、座るなんてとんでもない状態にまでなりました。
私は工場現場作業員で、激しく体を動かす事が多い仕事です。
とても仕事ができる状態ではないと判断し、上司に話して数日間お休みすることにしました。
数日間寝る生活が始まったのですが、寝返りを打つのも痛いのです。
体を横向きにして寝る事が一番痛まなかったです。
会社を休んで二日目に地元の肛門科を予約してみてもらう事になりました。
「他人にお尻を見られるなんて」
痔を患う前はそんな思いがありましたが、そんなことを言っている余裕は私にはありませんでした。
恥ずかしいなんて感情は捨てました(笑)。
自宅から車で10分程度の場所に病院はあるのですが、お尻が痛むのでタクシーを利用しました。
タクシーってとても有難いですね。自分が動けない中ピンポイントで目的地まで運んでくれるのですから、そう考えるとタクシーの運賃は割安なのではないかと感じました。運転手さんに本当に感謝です。
病院に着いて受付を済まし、いざ診察へ。
私の症状がわかりました。
・血栓性外痔核(けっせんせいがいじかく)
入り口になんとパチンコ玉ほどのイボが出来ていたのです。
そこが炎症を起こして痛みが出ているとのことでした。
原因は排便の際に肛門に大きな負荷がかかり、内出血を起こしてしまってイボが出来てしまったようです。
先生曰くこれは交通事故のようなもので、誰でも起こりうることなのだそうです。
手術の必要はなく、薬で治るとのことでした。
先生本当にありがとうございました。
薬を処方してもらってから約一週間経ちますが、痛みもなくなり、日常生活を取り戻す事ができました。
この記事を読んでくださっている方にお勧めしたい本があるのでご紹介しておきます。
著者は肛門科医院院長で、これまで40万人もの患者さんを診療してきたそうです。
この本は痔の症状がわかるだけでなく、なぜ人間は痔を患ってしまうのか、ならないようにする為にはどうすればいいのかを漫画でわかりやすく解説しています。
痔は生活習慣病であり、ストレス、運動不足、偏食などによって引き起こされます。
なので、普段の生活を見直す事が痔の予防になるそうです。
最後に、痔かなと思ったらすぐに肛門科を受診することをお勧めします。
仕事も思い切って数日間お休みしましょう。
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