丸一鋼管5463 次の決算までの株価をテクニカルのみで予想(私立ビリオネア高校からの課題)
またまた私立ビリオネア高校の校長先生から、面白い課題をもらったので今回も取り組んでいきます。
課題内容
丸一鋼管5463の決算が終わったので、決算が出て情報が出きった状態で
2~3か月後の株価を予想してください
という株価予想の課題でした。
今回は次の決算11月1週目くらいになるはずなので、10月末までの株価の推移(8月、9月、10月)を予想していきたいと思います。
株価の予想方法はテクニカルとファンダ
未来の株価は以下の3つの要素が大きく影響すると思っています。
テクニカル分析(買いたい人と売りたい人をチャートなどの情報で分析する)
ファンダメンタルズ分析(事業内容やライバル会社、財務・決算情報などから会社が大きくなる要素があるのを分析する)
しかし今回は、決算が出て市場に情報が出きっているということを加味して、少しチャレンジングですがテクニカル分析のみで株価を予測してみます。
テクニカル分析の手法
テクニカル分析は一般的にはチャートや足を見て、未来の株価を予測するという分析手法ですが、自分はこれに加えて信用倍率の増減も分析に加えていこうと思います。
ではどうやってチャートと信用倍率を見ていくかを少し考えていきます
信用倍率で将来的な株の売買動向をチェックする
信用倍率を加えている理由は、信用買いをしてでも上がると思っている人がどれくらいいるのかを調べるためと、信用は6か月期限で手仕舞いしないとだめなため、将来的な買いや売りがどれだけ発生するのかなどが見られるためです。
信用買いが多すぎると、将来的な売り圧力が高まるため株価が上がりにくい、または大口投資家の空売りに巻きまれやすい、などの傾向が見られると考えています。
チャートのチェックポイント
チャートは以下のポイントを見て上がりそうか下がりそうかを
判断していきます。
支持線を引いて上昇トレンドなのかを判断
rsiが30以下か70以上かで買われすぎ、売られすぎを判断
ゴールデンクロス発生中かデットクロス発生中華を判断
macdがゴールデンクロスしているか、またはデットクロスしそうかを判断
パラボリックが買いなのか売りなのかを判断
ほかのライバル企業と比べて株価は強いのかを判断
上記の項目は一つ一つの項目で見てしまうと、あまり当たらない印象ですが、すべてを統合して判断に使うと当たりやすいと過去の経験から思っています。
ファンダメンタルズ分析の方法
次にファンダメンタルズ分析の方法を考えてみようと思います。
ファンダメンタルズ分析は企業の財務状態や事業が伸びていくかなどを判定していく手法です。
今回は決算が出たばかりの銘柄なのである程度材料は出尽くしているということで、以下のポイントで株価が上がりそうかを分析していこうかなと思います
企業が取り組んでいる主要事業が今の市場的に伸びそうか
ライバル会社と比べて事業が伸びているのか伸びそうか
企業が新しく取り組んでいる事業が市場の目を引きそうか
財務状態が健全で、継続的に投資信託などに投資されそうか
→今回はこの分析手法は使いません。
丸一鋼管5463の株価予測
では丸一鋼管の株価分析をしていきます。
まずはテクニカル分析を行っていきます
テクニカル分析 チャート
tradingviewに以下のように主要なテクニカルインジケーターをマッピングしてみました。
上記は週足なので、今回予測するのは週単位での分析になります。
三か月レベルで予測しないとならないので、なるべく長い足を使ってみました。
結果を簡単にまとめたのが以下の表になります。
上記のようにチャートの形自体は上昇トレンドになっています。
しかしmacdやrsiやパラボリックのような比較的に移動平均線より短期の指標は売りを推奨しています。
パラボリックとmacdなどは上記の表を見ると、過去比的に結構当たっていて次の買いが点灯するまで二か月くらいかかっているので、2か月ほど少し下がる傾向(過去比で200円くらい下がる)が考えられるかなと思います。
テクニカル分析 信用倍率
株探の以下のページで銘柄の信用倍率が見られます。
これをエクセルにコピーしてチャートにしてみました。
https://kabutan.jp/stock/kabuka?code=5463&ashi=shin
結構意外な結果が出ました。
株価チャートを見ると、そこまで強く上がっているという印象はなかったですが、2022年の6月ごろから過去2年間で一番信用倍率が上がっています(おそらく上場来で一番上がっている)
矢印を引いて確認してみましたが、
信用倍率が極端に下がったら株価は底値を示して、極端にあがったら下降トレンドに移行しています。
これは信用買いをしたら、後々必ず売らなければいけないからです。
つまり今回のケースでは丸一鋼管の未来の売りは買いの14倍あるということを表しています。
これはかなり近々の株価が上がりにくいのではないかと思います。
ただこう言った銘柄でも信用倍率が100倍などになって株価がどんどん上がっていく銘柄もあるので必ずしも、下がるといえるわけではありませんが個人的にはみんなが注目する前に株を購入する、信用倍率が上がる前に株を手に入れたいところです。
日経平均株価の動向
軽く日経平均が下がりそうなのか上がりそうなのかも見ておきます。
日経平均は28930円で完全に上昇トレンドですが、最高値の30000円を超えてくる材料は今のところないのではないかと思っていて、おそらくこの辺の株価が、最高値付近と考えてよいのではないかと思います。
丸一鋼管 株価予測まとめ
今回は週足と信用倍率チャートを使って株価の動向を見てみましたが、
パラボリック売り点灯(過去の売り点灯で大体2600円くらいから二か月で200円弱下がってから買いに点灯して上がっていった)点とmacdがデットクロス(過去3か月くらいしてからゴールデンクロス、300円くらい株価が下がった)、信用倍率急騰などの悪いポイントが見えました。
さらに日経平均の上昇余地も少なく、全体的に売りムードになるとも予測します
これらをまとめると、現在価格は2869円(8月19日)ですが
二か月後の10月19日時点では2669円付近まで下がっていくと予測します。
参考まででした。
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