「20代で得た知見」を読み切れなかった話①
◎はじめに
はじめに、この話は著者Fさんやこの書籍に関する批判ではないことをご承知おきいただきたい。
わたしは、病院の待合でこの本を読みながら、うつらうつらしていた。
体調が悪かったとか、そういう理由ではない。なんというか、退屈だったのである。
この本が悪いわけではない。
なぜなら、同じFさんの著書『いつか別れる、でもそれは今ではない』を大学時代に読んで、わたしはそれを好きだと思って、この26になる年までFさんの名前を覚えていて、ついにはこの本を手に取った、という動機が