見出し画像

昔懐かしおじゃみの中身

いつものようにサーターアンダーギーを作ったあとに貸しキッチンのオーナーと話していた。自然に話が弾む。二人とも食べるのが好きだし傾向が似ているというか…私と一緒といったら失礼かもしれないですが、野菜作り、花、雑貨、絵本、人、お菓子作り、お料理、そして食べることが好き&何かしていたいなど。これら全部共通の好きだと感じます。でもオーナーは、私より人とわちゃわちゃするのが好きだな。カフェやってるしねー。カフェ&貸しキッチンは、あちこちにオーナーの好きなもので溢れているから似た感覚が分からない方が変なくらい。

『美味しい話に花が咲く』

その時何の話をしていたか…美味しい話をしていました。だってね、食べることや作ることが好き二人だからそうなりますよね。そんな人が集まって来る。こないだ行ったら、ブルーベリーのジャムを作るという方がいらっしゃったとのこと。また一人仲間が増えました。

『千鳥屋のきんつば』

美味しい話とは、それは昔食べた”きんつば”のこと。「そうそう大阪の千鳥屋のきんつばが本当に美味しいんです。」中にもの凄く綺麗なピンク色した小豆がキラキラ光って顔をだす感じが「おー」ってなるんですよ。ほんとにその瞬間が今でも忘れられない。砂糖の表面が固まったような白と半透明にコーティングされた外側。噛むと少しの歯への抵抗と弾力とシャリの触感。その断面には明るい小豆の宝石のような照りと輝きが目に入り、噛むと上品でいてやわらかでストレートな甘さを感じる。ぐぐぐっと私の心を惹きつけた。もう、ほんと30年くらい前の話だから、思い出しての想像もほんの少し入っているけれど、(入ってるんかい!というか、今食べて記憶が確かか確かめてみたいな。)でもほとんどその時に感じたままだですね。人の五感を伴った感覚は何年経っても変わらなくてリアルにその時が思い出されるもの。で、「あー、また食べたいってなりますー。」という話をしてたんです。

『小豆あるよ』

そしたらオーナーが、「うちに小豆あるよ。作ったらいいやん」と。こんな風にオーナーが関西弁で話すわけではないけれど、そんな感じで話されたのが私の耳に、心に入り、”また次の課題がやってきた”のを思ったのです。これは導かれているなと。そういうことで私はサーターアンダーギーの他にきんつばも作ってみようと思った訳です。まずは小豆を炊くところから。あんな風に、宝石みたいに炊くってどんな風にするのかな?そこから始めようと、一昨日は家にあった小豆を炊いてみました。消費期限がぎりぎりのやつだから色があまりよくないかも。普通に食べるならいいけどね。でも買ってからだいぶ経つのになんだかんだといつの間にか日は過ぎてしまうものです。大切に時間を過ごしたいなと改めて思うのでした。

祖母のおじゃみ

そういえば…懐かしい話です。私が子供の頃に祖母がおじゃみを作ってくれました。中に小豆を入れて。丁寧に縫い合わせた幾つものおじゃみ。できたら「こうしてあそぶんだよ」と…あれ?!祖母がどんな風にその時言っていたのか思い出せないな。なんでだろ?で、お手本で祖母が片手で遊ぶやり方や両手で遊ぶやり方を教えてくれて遊んだ記憶が少しですがあります。あのおじゃみはどうなったのかなぁ。中身の小豆は~?そんなことが気になる私です。

では、みなさまごきげんよう
2024/04/24

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?