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最後まで相手ファーストだった母…あなたの生きた全てを引き継ぐ

私は最後に息子の勤務先の施設にいれてあげたかった。
個室で、綺麗で窓から見える木々。
我が家からも車で15分弱。
『◯◯◯(孫)の所なら、入居したい』
と、言っていた母。

息子の勤務先の施設の面談が8日の14時だった。
たまたま息子が1日だけ休みが取れたので、母の面会に行こうと予約をしていた。

そんな時だ!

携帯がなった。
母に何かあったんだ!
朝から、なんだかざわざわすると夫に話していた
『なんだろ…苦しい』
そんなことを思い出した。

なんで、待っていてくれなかったの?
と思っていたけど、

母は、きっと、
息子の勤務先でさよならをすることになったら、息子は
ずっとそこにいたはずの祖母(母)の姿をさがすだろう。
きっと苦しく切なくなってしまうだろう。
その職場を辞めない限り、ずっと切なくさせてしまう

だから…
母は、入居面接当日、
それも14時前にこの世を去ったのではないか…

母なら、そこまで考えるに違いないと
今になってみると、
そう思う。

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