義母一周忌法要。
一人暮らしでずっと生活されていた。急に家主がいなくなってもうすぐ1年。

人って急に亡くなる。
多分、義母も自分が亡くなるなんて思ってもなかっただろう。
その後残された者は、通夜と葬儀と納骨、四十九日…初盆…慌ただしく、今日お寺で一周忌。

お寺の住職の講話。
辛い、危ないと思ったらそこで一旦立ち止まる事が大切。そこで大切な人と腹を割って相談して決めたらいい。
…まるで今の私のことを言われてるようだった。
そういえば大切な人と腹を割って話してなかったな…。

その後、久しぶりに実家に。
鈴蘭が咲いていた。
そこに花があることも知らなかった。
義母が育てていたことも知らなかった。
私は今まで何を見ていたのだろう。
子育てしながら仕事だけして、花を愛でる、育てるなんて時間を作ってなかった。
義母は生前、丁寧に植物を育てていたんだ。
それは豊かな生活だったんだろうな。

そんな生活、してみたくなった。