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旅好き女がオススメする南イタリア ガイドブックに載っていないとっておきのスポットも!

南イタリアでよくイメージされる地域はどちらでしょうか?ナポリやカプリ島が有名だと思います。しかし、近年はイタリアの長靴型のカカトの地域、プーリア州が注目を浴びつつあります。

真っ白な街や蜂蜜色の街も楽しめるのが特徴。

ナポリやカプリ島は青々とした地中海に面しているのに対し、プーリア州はエメラルドグリーンのアドリア海に囲まれています。

近年、テレビでも紹介されている人気のアルベロベッロ以外にもガイドブックに載っていないとっておきの街を紹介していきます。

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プーリア州ってどんなところ?  

暖かい気候と暖かい人々、エメラルドグリーンのアドリア海に囲まれた地域です。魚介が豊富なのはもちろん、イタリアで最も農業が盛んな地域。野菜、オリーブオイル等の食材に恵まれた地域です。

プーリア州の気候

プーリア州は地中海性気候。夏は雨が少なく乾燥しています。一年を通して温暖な気候です。

特に春夏は日差しが強くなります。しかし、湿気が日本と比べて少ないので、カラッとして過ごしやすい地域です。

おすすめ都市

バーリ

バーリは都会の雰囲気と昔ながらのタイムスリップした雰囲気を楽しめる街。
交通の要所、観光拠点にもなります。
世界遺産に登録されたマテーラやアルベロベッロに続く鉄道も出ています。
駅はヤシの木がある南国の雰囲気。そこから海へ向かうとブランドショップがある華やかなストリート。
さらに海の方へ向かうと旧市街です。旧市街は石造の細い路地に囲まれ、昼間でもやや薄暗く、タイムスリップをしたかのような気分。
そしてその先は白い砂浜とアドリア海で、リゾート気分を味わえます。
ほんの数百メートルを歩いただけなのに別世界へ旅をした気分になれます。
南イタリア バーリ 旧市街を散策|広澤佑妃|note
↑こちらで現地でのエピソードや散策の様子を紹介しています。

バーリ旧市街

アルベロベッロ

内陸側にある世界遺産の街アルベロベッロ。
真っ白な街並みの中に突如現れるとんがり屋根の街。灰色のとんがり屋根に真っ白な壁の集落が特徴です。
このトゥルッリと言われるお家はお土産屋さんや住宅地になっています。室内は夏は涼しく、冬は暖かくて過ごしやすいようです。
とんがり屋根の秘密やとっておきのお土産をこちらで紹介しています→https://note.com/joyous_sage635/n/nb6d363e3e8a7

マテーラ

マテーラ旧市街

プーリア州の隣のバジリカータ州にあるマテーラ。昔はプーリア州であったので、オリーブオイルやパンの特徴がプーリア州によく似ています。マテーラは1993年にユネスコ世界遺産に登録された洞窟住居がある街。グラヴィーナ渓谷の斜面の岩肌を掘って造られたサッシ(岩を意味するイタリア語サッソの複数形)と呼ばれる洞窟住居群が約3000から4000あり、教会もあります。歴史はとても古く、この地に人類が住み着いたのは約7000年前と言われています。

レッチェ

南のフィレンツェと呼ばれるレッチェ。
旧市街は蜂蜜色の美しい彫刻に囲まれた街です。街全体が芸術作品のようで芸術家に会えるのではないかという感覚にもなります。バロック芸術の宝庫と言われるのも納得です。
レッチェのバロック建築に用いられている蜂蜜色の石は、この地方で採掘されるレッチェ石という石灰岩。レッチェ石は、柔らかくて加工しやすいため、彫刻を多用するバロック建築にはピッタリだったようです。

ガイドブックに載っていないお勧め都市

ポリニャーノ・ア・マーレ

ポリニャーノアマーレは日本で有名な歌手、宇多田ヒカルさんが挙式を挙げた絶景の街。
南イタリアではリゾート地としても知られ、海の美しさや断崖に建てられた街並みなどが有名です。この町の特徴は、美しいアドリア海と浸食されて出来た断崖の上に町が建っているという独特の景観。断崖の旧市街は中世の街並みが残る白や蜂蜜色の細い路地。散策していると波の音に誘われます。波の音の方へ向かうとエメラルドグリーンのアドリア海。
旧市街の隣では海水浴が楽しめます。

ポリニャーノに関して詳しく紹介しています↓
https://note.com/joyous_sage635/n/nea2dd05aafe0

プーリア州の食事

温暖な南イタリアの太陽を浴びたルッコラやオリーブオイルは苦味があるのが特徴。しかし、癖がある苦味ではないので、甘味のあるトマトとの相性もバッチリです。

パスタ


パスタはイタリアに500種類以上あると言われています。日本ではスパゲッティと言われるロングパスタや、ショートパスタのマカロニ、ペンネが一般的ですが、その太さや形、長さ、原材料によっても。ロングパスタやショートパスタはもちろん、板状やだんご状のものまであり、形状もさまざまです。

ひとつひとつ形状や食感、相性のよいソースが異なります。

ジェラート 


イタリアの街を歩いていると、日本のコンビニくらいの多さで見かけるのがジェラート屋さん。イタリアのピザやパスタと並ぶ美食のシンボルの1つです。
品質にもこだわりがあります。牛乳や乳製品、卵、新鮮な果物以外の原材料の使用を違法とし、その品質を下回った場合には罰金を科すと審議されている程です。
値段はお店によって差がありますが、一番小さいカップで€1.5~3程度。

イタリアの歴史ある建物や綺麗な海を眺めながらジェラートを食べる♡なんて最高の贅沢です。

プーリア州ならではの食事

オレッキエッテ(耳たぶ型のパスタ)


オレッキエッテはプーリア州産まれのパスタ。細かく切り分けた生地のまん中を親指で押さえ、まん中部分がへこんだ、耳のようなユニークな形に成型したもの。 もちもちした食感で、厚みのある部分と薄い部分の食感の変化が魅力です。
「オレキエッテ(=耳)」という名前の通り、耳たぶの形が特徴的。窪みにパスタソースがよく絡みます。

また、もちもちとした食感のオレキエッテは、厚みのあるところと薄い部分で食感に変化が生まれるのも魅力の一つです。

マテーラパン


マテーラでは大昔から質の高い硬質小麦(デュラム小麦)が作られてきました。もともとこの一帯は乾燥した岩場が多く、質の良い硬質小麦が採れる場所。
その小麦を使って作られたのがマテーラパンです。外皮はヨーロッパのパンらしく少し固めてカリカリ。中はしっとりもちもちした食感です。マテーラの家庭では1日1kg消費する家庭もあるいうくらい食卓には欠かせない存在だそうです。

プーリア州は、バーリを拠点に電車で1時間半から2時間かけてマテーラ、アルベロベッロ、ポリニャーノ、レッチェを旅しました。
海の綺麗なリゾート地も楽しめ、中世の街や彫刻も楽しめる日本では体験できない魅力ある街です。
イタリア旅行で有名なローマやフィレンツェ、ベネツィアやナポリも素敵ですが、有名どころから少し外れた街に触れる事でイタリアの良さ再発見!なんていかがですか?


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