【東洋医学#3】東洋医学のキホン│陰と陽
こんばんは、ゆりです。
今日は、「東洋医学のキホン」についてまとめていきます。
突然ですが、東洋医学と聞くとどこの国を思い浮かべますか?
私は中国発祥と思ってました。
しかし、正確にはアジア発祥の医学を総称して「東洋医学」と呼ぶそうです。
本日は、東洋医学を少し身近に感じてもらえたら嬉しいです。
東洋医学の発祥
冒頭でも述べたように、アジア発祥の医学を総称して「東洋医学」と言います。
「ユナニー医学」(アラビア)
「アーユルヴェーダ」(インド)
「チベット医学」(チベット)
「モンゴル医学」(モンゴル)
「ジャムゥ」(インドネシア)
「中医学」(中国)
「漢医学」(韓国)、そして日本の「漢方」。
これらは全て、その国に根ざした伝統医学です。
地域の歴史や文化を反映して、それぞれに発展してきました。
最近ではアジア全域でも西洋医学が主流となってきていますが、その国々に古くからある東洋医学は、食事や民間療法といった形で人々の暮らしの中に息づいています。
日本における東洋医学
日本には5世紀に朝鮮半島を経由して、中国伝統医学が伝来したとされています。
7、8世紀には遣隋使や剣闘士が中国で医療を学び日本に持ち帰ります。
日本で東洋医学が主流になるのは、江戸時代。
鎖国の影響で、情報が閉ざされ日本人の体質に合わせた独自の東洋医学が研究されました。
江戸後期には、西洋の文化や学問が多く流入。
西洋医学は「蘭方」、東洋医学は「漢方」と呼ばれるようになります。
明治時代には、医師制度が改変。
西洋医学の資格がなければ、東洋医学の治療を行えなくなりました。
昭和30年代には、漢方薬の煎薬をエキスにした製剤が販売。
その後漢方の一部に健康保険も適用され、利用者が増えていきました。
現在では、東洋医学と西洋医学のいいところを組み合わせた、積極的な治療が行われつつあります。
陰陽の関係
こちらのマーク、見たことあるでしょうか?
私の遠い記憶ですが、学生時代に流行ったような気が・・・いや気のせいかもしれません(笑)
このマークは陰と陽を表しており、宇宙に存在するものは全て対立する2つの属性に分けられると考えます。
陰は、非活動的で、静的、寒性のもの。
陽は、活動的で、熱性のもの。
陰の中でも、さらに陰と陽に分けられます。
例えば、女性は陰ですがその背は陽、腹は陰。
昼はようですが、夜は陰。
陰陽は絶対的なものではなく、相対的で、状況によって変化します。
常に万物や自然、時間は動いており陰と陽の
バランスを取るように物事は変化していきます。
人の身体も陰と陽のバランスが取れている状態を「正気」が充実していると言います。
陰と陽のどちらかが強い場合「編盛」、弱すぎる場合「偏衰」です。
陰と陽がバランスが崩れたままになった状態を「陰陽失調」と言います。
さいごに
東洋医学といえば、中国のイメージが強かったのですがどうやらアジア全土のことをいうことに、私自身新たな発見でした。
その中でも地域の文化や風習に根付いた治療法の確立に面白さを感じるところです。
科学的な数値が無くても、身体の治療を自然とおこなってきた先人たち。
とても興味深い。
西洋医学、東洋医学どちらともいいとこ取りで
心身の健康を保ちたいものです。
では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
おやすみなさ〜い。
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